愛知の名門県立高校として名高い「 岡崎高校 」は、愛知県岡崎市に本拠地を置く全日制と定時制のある男女共学の公立高校です。
120年という長い歴史と伝統のもと名門進学校として名を馳せた「岡崎高校」の 偏差値 や概要についてご紹介します。
120年の歴史を誇る名門進学校、岡崎高校の偏差値や概要
岡崎高校とは
最寄駅は名鉄名古屋本線の「東岡崎駅」で徒歩10分というアクセスの良さ、所在となる「明大寺町伝馬」エリアは市街地とは逆方向にあり、学校そのものは閑静な住宅街のある丘の上に位置しています。
穏やかな環境に恵まれた岡崎高校は1896年(明治29年)の4月に「愛知県第二尋常中学校」として開校されたことが前身となります。
1948年(昭和23年)の学制改革により新制高等学校「愛知県立岡崎高等学校」として生まれ変わりました。
その後1949年(昭和24年)には高等学校の「統合」や「再編」がおこなわれ、「航行三原則」にもとづき、「普通科」「家庭科」「商業科」の3つの課程をもつ男女共学の統合性高校へとなったのです。
1959年(昭和34年)の9月には伊勢湾台風による被害を受け、復旧できたのは翌1960年(昭和35年)の7月末になったなど、天災や改革、編成を経て1996年(平成8年)に創立100周年を迎え、2018年現在120周年という長い歴史を刻み続けています。
愛知の名門進学校「岡崎高校」の偏差値
岡崎高校は愛知県内では2位となる高い偏差値を誇ることで有名です。その偏差値は73とかなりの高い数値となっています。
県内470校あるうちの2位となっており、愛知県内の公立高校としては1位となる偏差値です。
同じく偏差値73となる「旭丘高等学校」も県立高校となりますので、同率1位ですが、岡崎高校は普通科のみでこの偏差値となっています。
愛知県内で1位の偏差値を誇るのは私立の「東海高等学校」で偏差値は75となりますが、岡崎高校も2位につけているのでかなり高レベルであることがみえてきます。
岡崎高校の進学実績
過去には東大合格者が全国の公立高校で1位を獲得したことでも話題になった岡崎高校の生徒たちは、地元となる愛知県内だけでなく、関東エリアや関西エリアの名だたる名門国立・私立大学への志望者が多くなっています。
全日制課程においては、例年多くの生徒が難関国立・私立の4年生大学へ進学を果たしています。
2018年(平成30年)度の結果をみると、最も多いのは「名古屋大学」で71名、2番目が「東京大学」で26名、3番目が「名古屋工業大学」で20名となっており、東大への合格者数には目を見張ります。
私立大学の進路実績は、東京理科大学(53名)、明治大学(34名)、慶應義塾大学(31名)がベスト3となっており、さすがの高偏差値を誇る岡崎高校といったと結果となっています。
岡崎高校の部活動
名門進学校として歴史の長い岡崎高校では生徒たちは部活動にも積極的に参加しており、運動系と文化系で掛け持ちをしている生徒も多いようです。
部活の数は体育系が16個、文化系が22個となっています。
部活動が盛んな学校で文化系の部活動がここまで豊富なのは珍しいです。めざましい成績と実績を誇るのは「野球部」「コーラス部」「サイエンス部」の3つがあげられます。
野球部は1949年(昭和24年)に春の選抜高校野球選手権に初出場を果たし、その後も1954年(昭和29年)に2回目の出場を果たしています。現在も甲子園出場をめざし、週に6日の練習を欠かしません。
「コーラス部」は国内のコンクールでは常に常連出場校として有名で、全日本合唱コンクールの全国大会に至ってはすでに20回を超える出場を果たしています。
2008年(平成20年)には金賞・文部科学大臣賞を受賞し「高等学校部門Bグループ」で優勝を果たしています。
「スーパーサイエンス部」は、岡崎高校が2002年(平成14年)に「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されたことに伴い設立され、大学の研究室を訪問し短期集中の研究を行うなど積極的な活躍が目立ちます。
化学班、物理班、生物班、地学班にわかれて活動を行い、それぞれの研究は数多の賞を受賞しています。なかでも生物班はサイエンスマガジン「Newton」より取材を受けて記事が掲載された過去ももっているほどの実力派集団です。
まとめ
120年の歴史を誇る名門進学校、岡崎高校の偏差値や概要
岡崎高校とは
愛知の名門進学校「岡崎高校」の偏差値
岡崎高校の進学実績
岡崎高校の部活動