愛知県は岡崎市に位置する「 岡崎北高校 」は男女共学・全日制の県立高校です。周辺には新興住宅地が広がる落ち着いた環境にあり、校内も自然豊かな緑にあふれています。
校舎の前のポプラ並木も見事です。「岡崎北高校」とはどのような学校か、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
科学の未来を担う人材育成を目指す岡崎北高校の偏差値や概要
岡崎北高校とは
岡崎北高校の始まりは、1907年(明治40年)まで遡ります。当時「額田郡岡崎町大字門」前の「随念寺」を仮校舎として「岡崎町立高等女学校」を開設しました。
1945年(昭和20年)7月の「岡崎空襲」で全校が焼失してしまったり、1947年には新制中学校を併設したりしながら、1948年4月に新制高等学校となる「岡崎市立高等学校」という女子高が誕生しました。
その半年後となる10月には「高校三原則」にもとづき、「普通課程」「家庭課程」「商業課程」を設け、高等学校へと変更されました。同時に男女共学校としても歩みだしたのです。
平成29年となる2017年には創立110周年記念を経て、長き歴史を重ね続けています。
雄大な広さと豊富な施設を誇る岡崎北高校
通称は「きたこう」または「おかきた」と呼ばれている岡崎北高校は、自然に恵まれた豊かな環境にあります。
400メートルトラックがあるほどの広い校庭は木々に囲まれています。
また施設も豊富で、校舎以外には「体育館」「武道場」「弓道場」、その他にも「テニスコート」「野球場」「プール」もあり、それに加えて校庭もあります。
またこの校庭には「陸上競技場」と階段席となる「スタンド」もあります。
愛知県内でも屈指の設備が整った学校として有名です。校地面積も78,601.00m2と広さも愛知県内でトップクラスとなっています。
岡崎北高校の設定コース
岡崎北高校には「普通コース」と「コスモサイエンスコース」の2つの学科が設けられています。
「コスモサイエンスコース」は2008年に設立されたまだ若い学科です。
科学の分野で活躍できる人材の育成を目指しているため、普通科の理系よりも、もっと深い内容の理科と数学の学習を受けることができると評判です。
科学の世界といえばグローバルな部分も忘れてはいけませんので、当然英語教育にも力を入れています。
岡崎北高校の偏差値と進路
岡崎北高校の偏差値は65と大変高い数値を誇ります。この数値は愛知県内470校のうち27位、愛知県内の公立校だけでみると3087校のうち18位となります。
愛知県内も首都圏に負けないレベルの高偏差値の私立校、県立高校が軒を連ねていますので、65という高い数値でもベスト30位以内となっています。
進路実績は普通科の2018年度実績では静岡大学が最も多く、名古屋大学、愛知教育大学や名古屋工業大学などが続きます。
コスモサイエンスコースでもやはり国立では名古屋大学が合格者が最も多くなっています。
私立大学では立命館大学や同志社大学、関東圏では東京理科大学へ現役合格者を排出しています。
岡崎北高校の「コスモサイエンスコース」とは
岡崎北高校を語る上で外すことのできない「コスモサイエンスコース」の名前は国際人という意味をもつ「コスモポリタン」と科学を意味する「サイエンス」、この2つの言葉を合成して「コスモサイエンス」となりました。
高校での3年間をかけて、「理科科目の充実」「科学に関する英語学習の充実」「科学技術の体験・実習」の3本柱で学習を行います。
「理科科目の充実」では理科と数学から成る理系科目の内容を充実させ、実験や実習を数多く体験していくことで、科学の幅広い分野で活かすことができる「論理的思考力」を養います。
「科学に関する英語学習の充実」では、英文の科学記事(論文などを含む)などの読みとり、聞き取りから、必須となる語学力を身に着けていきます。
その結果、語学力と化学事情を同時に修得することを目指しています。
「科学技術の体験・実習」では科学技術関連施設を見学したり、各理系の大学と連携をおこなった実習を行います。
その中で直接現在の科学事情に直面していき、多くの経験を修得していきます。
グローバル化する社会に対応するだけではなく、めざましい進歩を遂げ続けている科学の分野で、世界的に活躍することができる人材育成を「コスモサイエンスコース」は目指しているのです。
まとめ
科学の未来を担う人材育成を目指す岡崎北高校の偏差値や概要
岡崎北高校とは
雄大な広さと豊富な施設を誇る岡崎北高校
岡崎北高校の設定コース
岡崎北高校の偏差値と進路
岡崎北高校の「コスモサイエンスコース」とは