明治22年に設立された「 日本大学 」は東京都千代田区に位置する私立大学です。日大(にちだい)の愛称で親しまれ、日本最大の学生数を誇るマンモス大学としても有名です。
今回は日本大学の 生物資源科学部 にある「 獣医学科 」にスポットを当ててお話しします。
総合大学の利点を生かす日本大学生物資源科学部獣医学科とは
日本大学生物資源科学部学部の「獣医学科」とは
日本大学のキャンパスは東京都千代田区にあります。
しかし今回ご紹介する生物資源科学部の獣医学科は独立した学部の学科となるため神奈川県藤沢市に位置しています。
最寄駅は小田急電鉄江ノ島線の「六会日大前(むつあいにちだいまえ)」駅となります。そこから徒歩約2分と駅からのアクセスは抜群です。
この獣医学科は、本来農学系の総合学部となる「生物資源科学部」の一部として設けられました。
しかしその規模は年々拡大していき、他の大学、他の獣医学科よりはるかに規模を大きくし、現在に至っては私立の獣医学に重きを置く大学にも引けを取らない程に発展しました。
そこに加え、総合大学としてのスケールメリット(同種のものがたくさん集まって、単体より大きなメリットが得られること)を存分にいかし、豊富で多彩な人材や、充実した研究施設により、生きた教育や研究がおこなわれています。
生物資源科学部や獣医学科の偏差値
偏差値については日本大学の総合的な偏差値は医学部の68を筆頭に、一番低い所は偏差値48と幅が広くなっています。16もの学部がありますので、偏差値のばらつきもいたしかたありません。
その中でも獣医学科のある「生物資源科学部」は偏差値65と、日本大学内では医学部に続く2番目に高い偏差値を誇ります。さすが専門的に独立した部門として活動するだけのことがあります。
そしてこの数字を保持する要因となるのは今回お話しする「獣医学科」です。65~62程度と言われている獣医学科の偏差値は、日本国内にある獣医学部の中でも3番手となる偏差値グループ(65~55)に入る優秀さです。
ライバルをあげるとすれば、東京都に本部を置く「北里大学」となります。実際に併願で受験される方も多いようです。
学生へのサポートが充実
日本大学「生物資源科学部学部」の獣医学科の初年度の納入金額は入学金を含めて245万円と公式サイトで提示しています。
しかしどうしても家庭の事情などで支払いが厳しく断念してしまう学生も少なくはありません。そこで日本大学では手厚い経済面のサポートとなる奨学金制度を複数設けています。
これは獣医学科だけではありませんので、大学そのものが学生をサポートしていこうと考える強い意志のあらわれです。
獣医学科内で学業成績が優秀であれば、授業料免除となる「特待生制度」も用意されています。つまり頑張れば頑張るほど支援が手厚くなる仕組みが構築されています。
遠方に住む学生のための学生寮も完備されています。生活が困窮してバイトに精を出してしまい、学業がおろそかにならないよう学生課でのアルバイト斡旋も利用できます。
うまく利用することでバランスのとれた学生生活を送るための支援が抜群です。
獣医学科の進路や国家試験の合格率
獣医学科ですので、獣医師の資格取得を目指す方が大半で、国家試験となる獣医師の資格を取得できたのは平成26年度で88%、その前年となる平成25年度では90%ととかなりの合格率を誇ります。
それだけしっかしりとした教育や指導、実践教育などが行き届いている結果のあらわれです。
また獣医師の資格だけではなくこれらには農林水産省や、厚生労働省のような「行政職」と呼ばれる国家公務員も含まれています。
このことによりかなり優秀な学生を多く輩出していることがわかります。
進路先としては半数が小動物の臨床にかかわる職種に、26%程度が公務員として進路を進めています。
併設されている日本大学動物病院への就職や東京動物園協会、日本中央競馬会など、多くの場所で卒業生が活躍しています。
まとめ
総合大学の利点を生かす日本大学生物資源科学部獣医学科とは
日本大学生物資源科学部学部の「獣医学科」とは
生物資源科学部や獣医学科の偏差値
学生へのサポートが充実
獣医学科の進路や国家試験の合格率