宮崎県日南市に位置する「 日南高校 」は全日制で男女共学の県立高校です。来るオリンピックイヤーとなる平成32年に創立100周年を迎える長い歴史を持つ日南高校とはどのような学校でしょう。 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
さらに高く向上する学校「日南高校」の偏差値や概要
日南高校とは
日南高校の歴史は長く、大正10年にまで遡ります。この年創立した「宮崎県立飫肥中学校」が日南高校の前身となります。
当時の定員は200名。修業年限が5年とされていました。これは現代でいう中1から高2相当と考えるとわかりやすいでしょう。そこから長い歴史を経て統廃合などを繰り返し、昭和25年に日南市という都市が誕生します。
その発足に伴い、現校名となる「宮崎県立日南高等学校」が誕生しました。
探究科学コースとは
日南高校は普通科のみですが、その中に専門コースとして「探究科学コース」というコースが設けられています。
普通科と探究科学コースの入試倍率を比較すると、普通科が0.60で、探究科学コースが1.46とその人気ぶりが伺えます。偏差値的には後程お話ししますが僅差となっているためさほど差はありません。
探究科学コースのキャッチフレーズは「きらめき星になろう」で、生徒ひとりひとりの個性を尊重しかげかえのない存在になれるようにという願いが込められています。
その中身は「シティプライドを持ったリーダーの育成」「グローバル人材」と「探究を貫く人材」の育成がメインとなっています。
原則少数精鋭とし、そのなかでハイレベルな授業をおこない、確かな学力を養っていきます。そのために必要なことは「本物」に出会い触れることです。そうすることで豊かな体験を重ねていきます。
そして共同学習や発表を行うことに重きを置き、これからの時代を生き抜く上で必要となるコミュニケーション能力や、伝えるスキルを磨く「プレゼンテーション能力」の伸長を目指しています。
日南高校の偏差値
日南高校は原則「普通科」のみですが、先にお話しした通り内部に専門コースを設定しているため、それぞれに偏差値が発生しています。
2つのコースのうち偏差値が高いのは「探究科学コース」で偏差値は49。そして「普通科」は48となります。
このように数字でみると二つのコースの偏差値には大差はありませんが、学ぶスタイルや内容で「「探究科学コース」のほうが人気を集めています。
日南高校の教育
偏差値の数字でみるとあまり高くはありませんが、それでも宮崎県内では14位と高いランクを誇る日南高校では、朝の課外授業などを行うことで、生徒たちに取りこぼしがないよう指導を徹底しています。
生徒側もそのような学校側の姿勢に感化され自学自習の精神を養っています。学校で力を入れているのは「文武両道」であることと「キャリア教育」です。
とくに「文武両道」のなかにはボランティア活動なども入っており、心身ともに健やかで人の痛みがわかる豊かな心を養うことにも力を入れています。
キャリア教育についてもこれからの時代なくしては語ることはできません。
「思考力」「判断力」「表現力」の3つの向上に特に力を入れており、そのために「未来戦略課」「寺子屋にちなん」「KOMURA学」「HATTORI学」など、さまざまな取り組みをおこなっています。
このような熱い思いは、校訓である「EXCELSIOR(エクセルショー)」という言葉からも感じとることができます。この言葉は直訳すると「さらに高く!」や「向上!」のようになります。
感嘆符が付くことに日南高校の熱い情熱が感じられます。現状維持ではなく常に歩み進める力を持った人材育成を目指す日南高校にぴったりな校訓です。
日南高校の進路
平成29年度には国公立大学へ35名もの合格者を出している日南高校。細かな進路先、合格大学名を発表しておりませんので詳細はわかりかねますが、最も多いのはやはり地元の国立大学「宮崎大学」の名前があがります。
他にも九州大学などの名前もあがります。なんと宮崎からは遠く離れた「東北大学」にも合格者を出しています。
まとめ
さらに高く向上する学校「日南高校」の偏差値や概要
日南高校とは
探究科学コースとは
日南高校の偏差値
日南高校の教育
日南高校の進路