「 中村女子高校 」は山口県山口市に位置する私立の女子高校です。普通科を含む本科と看護・福祉関係を学ぶ専攻科の2つにわかれており、女子高だからこそできる実践的な教育をおこなっています。
今回は中村女子高校の 偏差値 や概要をご紹介します。
就職内定率100%!歴史ある中村女子高校の偏差値や概要
創立150周年を迎えた歴史ある女子高
かつて「西の京」とも呼ばれた山口県。その山口県に慶応3年に中村女子高校は創立しました。2017年に創立150年を迎える歴史の長い由緒ある学校です。
女子教育の先覚者である「中村ユス」の毛利公邸内にて裁縫教室を開いたことが始まりと言われており、明治14年に新築された校舎には「中村裁縫伝習所」と名付けました。
明治33年にようやく現在の場所に校舎が移転し「私立中村裁縫女学校」という名称で新たなスタートを切ります。
大正2年に「高等女学校令」により「私立中村実科高等女学校」を設置する運びとなります。
そこからさらに歴史を重ね、昭和23年、学制改革によりようやく現在の形とほぼ等しい「中村女子高校」と改称され、同時に普通科と被服科が設置されました。
この時点でもまだ被服科は残っていましたが、10年後も30年後も、社会で必要とされ続ける、活躍できる人材の育成を目指すという教育理念の元、現在の形と変化していきました。
中村女子高校の設置コースと偏差値
冒頭でお話ししたように、中村女子高校には「本科」と「専攻科」が設けられています。
本科には「普通科」「看護科」「調理科」「情報ビジネス科」「福祉科」の4つが、「専攻科」には「高等看護専攻科」と「高等福祉専攻科」の2つが設置されています。
ちなみに本科の「普通科」は「特別進学コース」と「普通コース」とにもわけられています。
偏差値をご紹介するのは「本科」の5コースのみとなります。
3位 偏差値40 普通科・情報ビジネス科・調理科
2位 偏差値41 福祉科
1位 偏差値45 看護科
専門的な分野で将来活躍したい方にとってはうってつけと評判の中村女子高校だけあり、もっとも偏差値が高いのはいわゆる専門職となる「看護科」でした。
国家試験でも高い合格率を誇り、就職率は100%という高い実績もあります。5年教育の一括カリキュラムが功を奏している結果です。
2位の偏差値となった「福祉科」は2年生になると「福祉」と「保育」にわかれます。1年生でしっかりと基礎を身に着けていきます。
多くの実習は実のある経験となり就職にも有利になっています。
特別進学コースとは
専門職を目指すならここと言われている中村女子高校ですが、四年制大学を目指すコースも設置されています。偏差値こそはまだまだ高くはありませんが、国公立大学や、有名私立大学の文系コース合格を目指しています。
変化する大学入試に備えたオールラウンドな英語力を養い、少人数クラス編成で密度の濃い授業を行います。
また県内でもトップクラスと言われている授業時間を確保している点にも注目です。その授業時間数は50分×7限×週5日で合計1,750分となります。敢えて平日5日間でこれだけを確保するのは土曜日をフリーに使うメリットをいかすためです。
休むこともできれば課外授業や補習を受けることもできます。有意義にその土曜日をいかに使うかについても教師陣がきちんとサポートしていきます。
中村女子高校の進路
就職内定率100%を誇る中村女子高ですが、全ての生徒が就職するわけではありません。
平成28年度の進学実績をみると「山口県立大学」や「岡山理科大学」、「第一薬科大学」や「宇部フロンティア大学」などの名前があげられます。
もちろん、その他の大学にも多く合格していますので、就職のみではなく大学への合格実績も確かです。
就職先としては「山口フィナンシャルグループ」や「JA山口中央」など、必ずしも専門職だけではなく培った専門的な知識や教養を元に、幅広い分野の企業へ進路を進めています。
就職内定率100%を誇れるのには、2年生の終わりから始まる「就職ガイダンス」や、それぞれの分野における豊富な課外授業、各分野の講師を招いた面接練習などが、生徒それぞれの実力となり、常に真摯な気持ちで就職に挑んだ結果であると言われています。
まとめ
就職内定率100%!歴史ある中村女子高校の偏差値や概要
創立150周年を迎えた歴史ある女子高
中村女子高校の設置コースと偏差値
特別進学コースとは
中村女子高校の進路