内申点 という言葉はよく聞くけど、どのようなことなのかをしっかりと理解しているでしょうか。まだ受験ではないからと言ってのんびりしていられません。実は1年生から受験が始まっています。今回は内申点について詳しくご紹介いたします。
内申点とは何?内申点を上げるポイントを解説!
内申点とは
内申点とは通知表で5段階評価として表される点数のことです。高校入試では9教科の合計が内申として採用されます。受験での合否に関わるので1年生からの通知表はとても重要です。
次に内申点についてわかりやすく例をあげて説明してみます。
同じ学校で過ごすA君、B君、C君がいたとします。
1年生の3学期の内申点の合計は
- A君・・・34
- B君・・・43
- C君・・・24
でした。
A君はとても5教科のテストの点が高く、真面目に授業に取り組むB君、早退遅刻の多いC君の3人ですが、内申点にかなり開きが出ています。B君はA君よりも5教科はできませんが、学年の中でもトップクラスの内申点です。
次は3人の詳しいテストの結果を見て検証したいと思います。
内申点のひみつ
この3人のテストの点は以下の表です。
国語 数学 英語 理科 社会 技家 保体 美術 音楽
A 99 99 100 99 98 56 47 60 45
B 90 93 89 87 93 90 92 94 90
C 50 48 46 70 68 50 35 68 45
A君は5教科が高得点ですが、副教科は平均点付近です。
B君は9教科平均して90点台ですがA君ほど5教科の点数は高くありません。
C君は9教科とも平均もしくは平均以下の得点でした。
以下の表はこの3人の成績表です。
国語 数学 英語 理科 社会 技家 保体 美術 音楽
A 4 5 5 4 5 3 3 3 2
B 5 5 4 4 5 5 5 5 5
C 3 3 3 2 2 3 2 3 3
A君はテストの点は高得点でしたが国語や理科の評価は4です。一方、A君よりも点数が低かったB君が国語の評価が5になっています。どうしてでしょうか。
内申点は提出物や授業態度なども加味されているので、A君のように高得点でも評価が4になる場合があります。
- A君・・・授業態度はあまりよくありません。提出物は適度にこなす程度です。
- B君・・・授業では積極的に発言をしています。提出物はしっかり出しています。
- C君・・・早退遅刻が多く、提出物は出さないことがあります。
授業態度が良くなく、教科への興味関心がないとされてしまったA君は評価が下がってしまいました。
反対にB君は教科への興味関心が高く、提出物もしっかりと出していたので5となりました。
では、内申点は先生の裁量次第で変わるのでしょうか。
答えは「NO」です。では、どのように内申点を決めているのでしょうか。
基本的にテストの点と授業態度や提出物などの平常点をパソコンに入力すると評価が自動に出てきます。先生が感覚でつけているわけではなく、全生徒に対して平等につけているのです。
内申点UPの方法
ではA君、C君はどうすれば内申点があがるのでしょうか。
A君は授業態度があまり良くありません。授業中は積極的に参加せずにいて、椅子に座っているだけです。
内申点を高くするためには授業に参加する態度を変えなければいけません。
- 先生の質問に手をあげて発言する。
- ノートを綺麗にしっかりととる
- 先生の話を姿勢正しく聞く
この3点に加えて、提出物や宿題を忘れずに必ず期限内に提出することが評価の上がるポイントです。レポートなどがあったら課題にそってしっかりと書くことが重要です。また、夏の自由研究なども積極的に提出することで該当する教科の評価アップにつながります。
また、C君のように早退や遅刻が多いと評価に関わる場合があります。授業が始まる前に教科の用意をして席につくような習慣を身に着けておくことが大切です。
A君とB君の評価の最大の差は5教科以外の副教科にあります。副教科は普段の授業に対する評価の割合が高く、授業態度と提出物はB君のようにしっかりとこなしておく必要があります。
内申点を提出する高校では入試で合計点が加味されます。5教科だけ良い評価では内申点は高くなりません。音楽・保健体育・音楽・美術の副教科も含め、手を抜かずに授業に取り組むことが重要です。
まとめ
内申点とは何?内申点を上げるポイントを解説!
内申点とは
内申点のひみつ
内申点UPの方法