長崎南高校は、長崎港を見下ろす高台にある県立高校です。英語教育に特化した指導や、SSH指定校であることで、特色豊かな教育をおこなっています。また校是に掲げた「文武両道」を目指す環境づくりにも力を入れています。
今回は 長崎南高校 の 偏差値 や概要についてお話しします。
音の力でやる気と元気を引き出す、長崎南高校の偏差値や魅力
長崎南高校とは
昭和36年に設立された長崎南高校は、長崎県長崎市上小島に位置する県立の進学校です。長崎南高校が目指すのは「学習と部活の両立」すなわち「文武両道」であることです。そのため、進学校でありながら在校生は全員なんらかのクラブに所属することになっています。
しかし、進学校ともなると部活の時間を取ることが難しいことも出てきます。そのような場合には、顧問と教科担当の教師が連携をとり、互いを尊重し合うスタイルを確立しています。その結果は多くの部活動で素晴らしい実績をあげていることでおわかりいただけます。
長崎南高校の「音の力」とは
生徒の自主自律を促すために、ノーチャイム制を取り入れるなどの取り組みをしている学校が多い中、長崎南高校では平成26年に新校舎が設立されたのをきっかけに、登校時の音楽とチャイムをオリジナルで製作しました。
親しみやすく耳触りの良いオリジナルの音は、長崎南高校の顔としても在校生・卒業生、さらには近隣の方々にまで親しまれています。
音の力で、脳内のスイッチを切り替えること、それがやる気や元気を引き出せるようにしたいという願いからオリジナル音源の導入が行われました。
長崎南高校の偏差値と進学実績
進学校としても名高い長崎南高校は、平成16年に「スーパーイングリッシュランゲージハイスクール研究開発校(SELHi)」に、平成25年には「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に、それぞれ文部科学省から指定を受けています。
これに伴い特色のある授業を取り入れることで確かな進学実績をあげています。普通科のみとなる長崎南高校の偏差値はおよそ56程度となっています。長崎県内の公立高校の中では12位となっていますので、驚くほど高い偏差値ではありません。
しかし、入学後に実力を着実につけていくことで、進学実績を上げています。大半の生徒が地元の国立大学への合格切符を手にしています。最も多いのは「長崎大学」、その他には「佐賀大学」や「長崎県立大学」となっています。
私立の大学では「活水女子大」「長崎純心大」をはじめとする地元の大学が目立ちますが、「青学」や「立命」などへの合格者も輩出しています。
英語教育
平成16年から18年までの間「スーパーイングリッシュランゲージハイスクール研究開発校」とし手指定されていたこともあり、過去には英語コースを設置していたこともあり、当時は海外語学研修なども積極的に行われていました。
現在は英語だけのコースは廃止され、海外での研修も国内型の研修になりましたが、変わらず英語教育に力を入れています。
現在は「Active English I・II」と呼ばれる学校設定科目を文系の1~2年生全員が取り組み、2年生になると希望者に対して毎年7月に、APU(立命館アジア太平洋大学、大分県別府市)での3泊4日の夏季語学研修などもおこなっています。
SSH
SSHについては「長崎の地域特性を生かした研究者育成プログラムの開発」という研究開発の課題を掲げ、科学をより身近に感じながら学び、生徒たちが「科学の夢」や「科学を楽しむ心」を育めるよう力を入れています。
これはひいては生徒たちの個性と能力を引き出す結果へと導くのです。
平成29年に開催された「第7回高校生バイオサミット」では見事「厚生労働大臣賞」を受賞し見事1位の座を獲得しました。その他にも平成28年の「バイオ甲子園」でも優勝を果たすなど、大きな成果を果たしています。
文武両道を目指した部活動
運動系が16個、文化系が10個とバリエーション豊富な部活動でも大きな成果を残しています。もっとも有名なのはラグビー部で過去には花園での全国大会へ6回も衆生を果たしています。
また水泳部は文化祭で部員と有志で「ウォーターボーイズ」を披露し、地元メディアで話題になりました。実力を持つことだけではなく、自分たちで楽しむことも大切にしているのはとても素晴らしい魅力となっています。
まとめ
音の力でやる気と元気を引き出す、長崎南高校の偏差値や魅力
長崎南高校とは
長崎南高校の「音の力」とは
長崎南高校の偏差値と進学実績
英語教育
SSH
文武両道を目指した部活動