長崎 東高校 、通称「東高」は、男女共学で全日制の高校です。県立高校ではありますが、併設型の中高一貫教育を取り入れています。山の上にあるため通学は大変ですが、そこから一望できる夜景は絶景だと評判です。
東高校とはどのような学校なのか、偏差値や進路などについて紹介します。
国際社会を担う人材育成を目指す、長崎東高校の偏差値や概要
長崎県立長崎東高等学校とは
長崎東高校は、昭和23年に学制改革により県立高校である3校と、市立高校となる1校の4校を統合し設立されました。同時に「長崎県立長崎西高等学校」も開校しています。
開校当初は現在の所在地とは異なる西山にありましたが、県道235号の拡張工事があったため、昭和51年に現在の所在地となる長崎市立山にある「金比羅山」の中腹に校舎を移転することとなりました。
長崎くんちで有名な「諏訪神社」の鎮守の森を抜けると、白い校舎がみえてきます。隣接する立山公園は自然豊かで、春には桜の名所にもなります。自然豊かな環境の良さも、長崎東高校の魅力といえるでしょう。
長崎東高校の教育
高みを目指す教育をモットーに、県立高校ではありますが中高一貫教育を取り入れています。同じ敷地内にある中学校と高校を合わせて、全校生徒は約1,200人となっています。
長崎県内で、最高レベルの教師陣を集めていると自負するだけあり、長崎県内の公立ではトップ5に入る実力をもっています。
また授業そのものにも自信があり、所定の手続きさえ行えば、いつでも授業を見学してもらっても大丈夫だと謳っています。毎日が公開授業でも大丈夫と言い切れるだけのクオリティを、常に保っていることがよくわかります。
通常の授業と並行し、難関大学対策授業や補充指導、大学講師を招いての特別授業なども積極的に行い、私立顔負けの指導に力を入れています。
長崎東高校の偏差値やコース、進路実績
東高校の偏差値は62程度となります。これは長崎県内の公立ではベスト5に、私立公立を交えても、トップ10圏内に余裕で入るレベルです。確実な合格圏内に入るには偏差値65は超えるようにしておきたいところです。
東高校に設定されているコースは、普通科と国際科の2つになりますが、入試の際は普通科のみとなります。2年生になるときに、生徒それぞれの希望と個性を尊重し、国際科と普通科のコースに振りわけられ、そこからさらに理系・文系にわかれることとなります。
主な進路先は長崎県内の国公立大学を筆頭に、難関国公立・難関私立大学への合格者を多く輩出しています。
平成29年度の進学実績をみると、一番多いのは地元、長崎大学への合格者63名、次いで九州大学が24名となっています。私立大学では早稲田や、同志社・立命館などへの合格者もおり、幅広い進路への選択が可能となる指導に定評があります。
国際教育に特化した指導
東高校は長崎県内でも英語教育・国際教育への充実度が高いことで有名です。日本の未来を担っていく人材を育成したいという考えのもと、国際性の育成に積極的に力を入れています。
文理共通の授業「ナガサキタイム」と呼ばれる「国際理解」の授業では、各大学と連携し「グローバルスタディ」という課題研究に取り組みます。
東高校独自のカリキュラムも存在し、理系は「サイエンス持論」を、文系は「日本語研究」「地歴持論」で問題解決能力を養っていきます。
また英語教育ではただ机に向かって指導要項を進めていくだけではなく、生きた英語を習得するため「専門教科英語」を設定しています。これらのカリキュラムでは、英語でのスピーキングやプレゼンテーションなどの、実践的な英語能力の向上を目指します。
読書にも力を入れている東校では、英語での読書の指導も積極的に行っています。イギリスの「エジンバラ大学」からの協力を得て、英書多読プログラム「HIPER」に沿って自分のレベルにあった英語の本を多く読むことで、英語力を向上させます。
話すことにも重きを置き、ALTが2名在籍しています。うち1名の教諭は長崎県内のALTを取りまとめる役目を担っている重鎮です。
授業だけではなく、日常生活をALTや専任教諭と共に過ごすことで英語での会話力もアップさせてくれます。これこそまさに生きた英語教育の在り方と言えます。
まとめ
国際社会を担う人材育成を目指す、長崎東高校の偏差値や概要
長崎県立長崎東高等学校とは
長崎東高校の教育
長崎東高校の偏差値やコース、進路実績
国際教育に特化した指導