長野屈指の進学校と名高い「 長野高校 」は長野県は長野市上松に位置します。
略称は「長高」と呼ばれることが多いですが、市立にも同名の高校があることから「県立長野」と呼ばれることもあります。
県立高校となる長野高校とはどのような学校か、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
長い歴史を持つ長野の名門進学校「長野高校」の偏差値や概要
長野高校の歴史
明治16年、前身となる「上水内郡立中學校」が開校したところから長野高校の歴史は始まります。その後、明治32年に「長野縣立長野中學校」として独立を果たします。
そこからは少々時は流れ、学制改革によるさまざまな変革や統合、学科の設置などの紆余曲折を経て、現在の「長野高校」という名称になったのは昭和32年のことでした。
現在の校名になってからはまだ歴史は浅いですが、総合的にみると大変長い歴史と伝統を受け継いでいる学校です。
まもなく創立120周年を迎えようとしている長野高校は、長野一の地位を確立した名門進学校といえるでしょう。
長野高校の特色と教育
「至誠一貫」「質実剛健」「和衷協同」を校訓の3本柱とし、またこれらを実践し、「自主自立」の精神を伝統と共に受け継いできました。
これらの校訓は、長き時を経て代々受け継がれてきました。しかしそれも時代の流れや、社会譲許今日の変化により新たな意味が付与され、柔軟に受け継がれてきたと考えています。
このような留まることなく歩み続ける考えたか、精神は長野高校の特色でもあります。そこで登場したのは校訓をベースとした「スクールアイデンティティ」と呼ばれる構想です。
学校生活におけるさまざまな個々の活動の中、また集団的な活動の中で意識し、行動の軸となるべくして作成されました。
「自主」「自立」「責任」に裏打ちされた「学習」や「クラブ」そして「生徒会」などの活動をとおし、「感じ(Feel)」「学び(Acquire)」「考え(Consider)」「表現(Express)」することで「自らの顔(FACE)」をつくることに願いが込められています。
多くのことから積み重ねた経験や知識が体験や活動などを通じ、仲間同士切磋琢磨して自分だけの「自らの顔(FACE)」を作るために「スクールアイデンティティ」にもとづき、指導を行っています。
長野高校の偏差値と進路
長野県内でトップを独走する長野高校の偏差値は69となっています。
長野県内の公立・私立を合わせた187校すべてにおいての1位となっています。この偏差値の高さは全戸的な順位でもよくわかります。
現在10,196校ある高校の中で205位となりますので、その実力が伺えます。
この結果は進路にも反映しており、毎年およそ65%以上の生徒が希望の大学へ現役合格を果たしています。
進路実績に関しては地元長野からのアクセスの良い金沢大学や信州大学が最も多く、次いで東北大学や千葉大学が続きます。
毎年東京大学や京都大学などの偏差値の高い大学へも数名進学しており高い合格実績も魅力です。
生徒の個性を引き出す多彩な部活動
長野高校では一般的な「運動部」「文化部」のような呼び方ではなく、「生活向上部」「運動班」「教養班」「同好会」という呼び名で部活動をわけています。
文化系のクラブに分類される「放送部」と「新聞部」が「生活向上部」にあたります。あとは一般的な別れ方と同じとなっています。
運動班は17個、教養班は20個、同好会は2つと多彩に幅広い分野となっています。
どちらかといえば教養班に属する部活のほうが活発であると評判ですが、それに負けず劣らず運動班も陸上部など好成績な結果を残しています。
どの部活動もみな積極的に参加しており、引退の際には別れを惜しみ泣き出す生徒までいるほどといわれています。
それだけ学校生活の中で、部活動(班活動)は生徒たちの中で大きな存在となっているのです。
多くの生徒がなんらかの部(班)に所属し、勉強だけでは味わえない青春を謳歌しています。
まとめ
長い歴史を持つ長野の名門進学校「長野高校」の偏差値や概要
長野高校の歴史
長野高校の特色と教育
長野高校の偏差値と進路
生徒の個性を引き出す多彩な部活動