栃木県立の「真岡高校」は全日制と定時制高校の2つの顔持つ公立高校です。全日制では男子校、定時制では男女共学校となります。
サッカー部の活躍めざましい熱い男子校として名を馳せている「 真岡高校 」とはどのような学校なのか、 偏差値 や概要を含めてご紹介いたします。
至誠の精神で真面目な努力家を育てる真岡高校の概要と偏差値
真岡高校とは
栃木県の南部に位置する「真岡市」に位置する「真岡高校」は、「まおか」ではなく「もおか」と読みます。通称「真高(もおたか)」の愛称で親しまれています。
設立は明治33年となり、100年以上の歴史を持つ由緒正しい学校です。
最寄駅となる真岡鐵道の「真岡駅」はSLが走ることでが特色としてあげられるため、その駅舎はSLの形をしています。
その駅の西側となる「白布ヶ丘」と呼ばれる高台に学校はあり、敷地面積の広さはなんと約5万5千平方メートルにもなり、かなりの敷地を有しています。
駅からは徒歩5分程度、自然あふれる広大な敷地を利用してたたずむ真岡高校は、アクセス、環境共に素晴らしいことがみてとれます。
学区は「芳賀学区」と呼ばれる学区となり、主に真岡市内在住者と、芳賀郡の「益子町」「茂木町」「市貝町」「芳賀町」から通学してくる生徒で占めています。
真岡市・芳賀郡以外からの通学者は「宇都宮市東部」「河内郡上三川町」「下野市」などから通学してくる生徒もいます。
歴史情緒溢れる校舎や自慢のグラウンド
設立から100年以上が経過しているため、正直校舎そのものはかなりの古さとなっています。そのような歴史情緒あふれ、趣のある旧本館は、国の登録有形文化財として指定されています。
現在、旧本館は、文化財に指定されたため、記念館として使用されています。歴史が長い校舎ですので汚れなどはある程度は仕方ありませんが、安全面に関してはきちんと対応が行われています。
平成12年ごろから始まった耐震工事は、第1棟・2棟はすでに工事が完了しており、現在は平成27年より開始した「記念館」の耐震工事が行われています。
そのような歴史ある校舎に対して、真岡高校名物ともいえる「グラウンド」は平成28年に改修工事を行いました。なぜ名物といわれるかというと、栃木県立高等学校では初めての「人工芝」のグラウンドだからです。
人工芝に改修されたのは、サッカー場と野球場外野部分で、陸上部が使用する陸上走路に関しては「ウレタン」に舗装するという徹底ぶりです。部活動を行う上でも優れた環境作りが行き届いている学校です。
真岡高校の偏差値と進路
真岡高校に設けられているコースは「普通科」のみとなり、偏差値はおよそ57程度といわれています。
栃木県内の高校の中ではそれほど高くはありませんが、部活の充実度具合や、大学進学を意識した有意義な授業やプロセス、個性豊かな信頼のおける教師陣などの評判が評判を呼び、進学校として人気が高まっています。
県内の公立高校の偏差値ランキングではベスト20には常に食い込んできています。とにかく真面目な生徒が多いことが有名でもある真岡高校の進路は、ほぼ100%の生徒が大学進学を目指します。
平成29年度の実績をみると国公立大学へは80名、私立大学へは308名の生徒が現役合格を勝ち取っています。
国立大学で最も多い合格者を輩出しているのは「宇都宮大学」で、次いで「山形大」や「新潟大」にも多くの生徒が合格しています。
私立大学では「早慶上理ICU」となる「東京理科大」への合格者が多く、「慶応」や「早稲田」にも合格者を輩出しています。
多彩で魅力あふれる部活動
真岡高校は現在、運動部が14、文化部が12、同好会が4つあり、生徒数600名弱でありながらバリエーションの豊富さが魅力です。
進学校として確立しながらも、他校と同じく「文武両道」を目指すスタイルをとっているため、生徒たちも指導する教師も熱心に部活動に取り組んでいます。
なかでも実績があるのは「サッカー部」で、インターハイへの出場回数は栃木県内で最多記録を保持しています。
生徒内での評判が高いのはバレー部で、とにかく講師・生徒同士ともに面倒みの良さが魅力としてあげられます。
野球部や吹奏楽部なども活動めざましく、熱意が感じられます。注目したいのは県立高校で唯一存在すると言われている「ジャグリング部」です。
型にはめられることなく、自由に部活動も楽しむ。それも真岡高校の部活動ならではと言ったところでしょう。
まとめ
至誠の精神で真面目な努力家を育てる真岡高校の概要と偏差値
真岡高校とは
歴史情緒溢れる校舎や自慢のグラウンド
真岡高校の偏差値と進路
多彩で魅力あふれる部活動