桃山学院高校は、大阪市阿倍野区にある男女共学の全日制の私立高校です。キリスト教の理念に基づいた教育をおこない、「国際」「文理」「S英数」「英数」の3コースが設置されています。
自由な校風が最大の魅力といわれている、 桃山学院高校 の 偏差値 や魅力についてご紹介します。
モットーは「自由と愛の精神」桃山学院高校の偏差値や魅力
桃山学院高校とは
1891年、チャールズ・F・ワレン氏により『高等英学校』として開校され、1895年にその名を『桃山学院』に変更しました。
本来、男子校として設立された桃山学院ですが、2001年春に男女共学となる、『国際コース』を設立したことをきっかけに、大々的に女子の募集が始まりました。
その後2011年に『標準コース』を『文理コース』に改め、男女共学校として再スタートを切りました。すべてのコースが男女共学ではなく、2011年より設定された『アスリートクラス』はこれまでどおり男子のみとなっています。
自由が魅力の桃山学院高校
とにかく自由な校風が最大の魅力となる桃山学院高校ですが、その自由さゆえに課題も多いようです。自由をどう捉えるかによって、学校生活が大きく変動します。
なかでも私服に関する指導が厳しく、一般的に着用されているようなガウチョパンツなども禁止されていいます。つまり大きな意味で自由度が高いだけで、細かな部分は私立校特有の厳しさを持ち合わせているということになります。
与えられた自由の中で、いかにのびのびと過ごすことができるかどうか、それが学校生活を楽しむコツと言えるでしょう。
制服はありませんが、大半の学生が学校指定の『標準服』を着用しています。手持ちの服と組み合わせて上手にコーディネートをしているようです。この標準服もそもそもは、留学時にあれば便利ではないかという意見により導入されました。
制服に関しては1971年代にすでに廃止されており、今日に至ります。標準服自体は購入自由となっていますが、国際コースに所属する生徒は必ず購入するよう決められています。
文武両道をめざす環境づくり
施設は比較的新しいため、トイレに至るまで綺麗だと評判です。スポーツにも力を入れているため体育館の数が多く、室内での部活動をおこなうには最高の環境といえるでしょう。
図書館も綺麗に整備されているため、学習をおこなう環境もきちんと整えられています。卒業生からの寄付金により設置された『プレミア自習室』があるなど、文武両道を謳うには文句なしの環境です。
偏差値や入試について
偏差値は72と言われています。大阪府内の私立高校としては第3位となるので、それなりの実力を持っています。しかし、これはあくまでも一番優秀と言われている『S英数』コースのみで、『アスリートクラス』に至っては偏差値は51程度と言われています。
6つあるコースで平均するとおよそ62ぐらいとなります。
桃山学院高校のコースは以下のとおりとなります。
- S英数コース
- 英数コース
- 国際コース・クラスA
- 国際コース・クラスB
- 文理コース
- 文理コースアスリートクラス
国際コースのAとBの違いは留学期間の長さです。Aは短期留学を目的とし、Bは長期留学を行うためのコースとなります。
入試については国語・理科・数学・社会・英語の5教科で、1教科につき50分。100点満点で採点されます。全コースとも同一内容の試験となり、英語のリスニングテストはありません。
桃山学院高校は留学に力を入れていますので、英数の2つのコースには合格に至る基準点が設けられています。英数のコースを受験したい場合、どちらかの科目が全受験生の50%に満たない場合は、不合格とみなされます。
留学支援制度に注目
将来英語のスキルを生かして海外で活動できる人材を育成すべく、国際コースでは、実践的な英語力を養うための、独自のカリキュラム編成が導入されています。
英会話個人レッスンまであるほどで、英語の授業時間数は他のコースと比べると群を抜いて多く設定されています。生徒にできる限り充実した留学生活を送ってもらうために、留学先については学校が厳選した行き先を指定します。
語学教育のサポートについては、留学のみならず、国内での大学入試で必要とされる英語力の習得も目指しています。
まとめ
モットーは「自由と愛の精神」桃山学院高校の偏差値や魅力
桃山学院高校とは
自由が魅力の桃山学院高校
文武両道をめざす環境づくり
偏差値や入試について
留学支援制度に注目