入試での面接が人生初めての面接になるという人がほとんどでしょう。今までにない経験ということもあり、どんな質問がくるか不安になってしまうという気持ちは誰でも抱えているものです。
今回は 面接 で聞かれがちな 質問 と不意を突くような質問がきた場合の対処について解説します。
面接によくある質問、思いがけない質問への備え方とは
よくある質問
1つ目は志望動機です。この質問は鉄板とも言えるくらい必ず聞かれる質問です。学校によっては入学願書にこの項目があるかもしれません。よく聞かれるということはそれだけこの質問に聞く価値があるということです。
志望動機にはあなたがどんな人間なのか、どんな夢を持っているのか、どんな意味があって受験に臨んでいるのかなど、面接官があなたという人間について知るための要素が詰まっています。
この質問に限らず面接での質問に対する答えとして重要なことは、この子なら合格させてあげようと思わせることです。
志望動機については志望するきっかけとなった過去の経験、そしてその経験からどんな人間になりたいか、それを叶えるために志望校がどれだけ適しているかを説明できれば満点です。
2つ目はこれまでに頑張ったことです。面接官は過去の事実を知ることであなたの性質を見定めようとしています。答える内容は勉強でも部活でも、学校の行事についての話でも大丈夫です。
エピソードの中に自分の長所を織り込めば長所自体のアピールにもつながりますし、面接官の意図を汲もうとする姿勢のアピールもできます。
3つ目は長所や短所についての質問です。長所についてはありのままを伝えるだけで問題ないのですが、短所を伝えるときには少し工夫が必要です。そもそも長所と短所は表裏一体のものです。
たとえば臆病な性格は短所に感じますが、慎重な性格と言い換えることもできます。ですので臆病な性格が短所と伝える場合には単にそれを伝えるだけでなく、慎重な行動ができるため失敗が少ないといった答え方になるようにしましょう。
想定外の質問への対応
面接の前には何度も先生や友達、または頭の中でシミュレーションを重ねるでしょう。しかしいざ面接が始まってみると想像もしなかった質問が問われることもあります。
そのような時は頭が真っ白になってしまうピンチと思うかもしれませんが、上手く返事をすることができれば他の受験生に差をつけられるチャンスにもなります。それではこのような思いがけない質問にはどう対処すればいいのでしょうか?
少し時間をかければ答えられそうな質問であれば時間をもらってください。10秒ほど考え、それでも答えられなさそうと判断したら「わかりません」と答えてください。
最悪なのは返事もせずに黙って考え込んでしまうことです。面接官の目からすれば無視をされているような悪印象を与えてしまいます。面接官も難しい質問をする時には答えられない可能性があるのは百も承知です。
自分と志望校について深く知る
想定外の質問にも自分と志望校について十分な理解が深まっていれば大抵の質問には答えられます。そこで事前にするべきなのが自己分析と志望校についてのリサーチです。
自己分析では自分は何が好きで嫌いか、性格や癖はどのようなものかを掘り下げます。また自分ではわからない他人からみた自分も知っておきましょう。
家族や友人に自分への印象を聞くのも効果的です。志望校についてのリサーチはホームページやパンフレットをみると良いでしょう。
卒業して志望校へ入学した生徒について先生に話を聞いてみるのも資料ではわからない発見があるかもしれません。
面接官への質問
面接の最後には何か質問がないかと聞かれることがあります。これはあなたがちゃんと学校について調べているかをみるための質問です。
ホームページやパンフレットで伝えられる情報には限りがあります。これらの資料ではわからないポイントについて質問できれば面接官に真剣な印象を与えることができるでしょう。
まとめ
面接によくある質問、思いがけない質問への備え方とは
想定外の質問への対応
自分と志望校について深く知る
面接官への質問