就職活動の時、面接をしていただいたことに対し、お礼状を企業に送付する習慣があります。では、学生の場合はどうなるのでしょう?やはり面接をうけさせていただいた感謝の気持ちを、お礼状として送付するべきでしょうか?
受験の際の 面接 の お礼状 についてお話しします。
受験での面接のお礼状は必要?書き方やマナーについて
面接のお礼状は本当に必要か
冒頭でもお話ししたとおり、就職活動などでは面接を受けるとお礼状を送るのは基本的なマナーとされています。しかし、これは受験にも適用されるのか疑問に思われる方も多いはずです。
学校訪問での面接に関しては、お礼状が必要であるという意見と、必要ではないという意見とが両極端にわかれています。ビジネスライクになってしまうぐらいであれば、無理に送り必要はないということが大方の意見のようです。
お礼状を送ることでマイナスの印象を与えてしまう場合もあるようです。お礼状を送るかどうかはケースバイケースと考えておくほうが良いでしょう。
中学校以上の受験の場合は、面接や学校訪問に対するお礼状を送ることは少ないようです。例えば、何らかのエピソードがある場合や、感謝の気持ちをどうしても伝えたい場合などは、積極的にお礼状を書くことも良いでしょう。
私立の幼稚園や小学校への学校訪問面接などの場合も、お礼状を出される親御さんは多いようです。通われている塾や、受験先に詳細に詳しい方に相談して指示を仰いでみるといいでしょう。
お礼状を送る際のマナー
受験であろうと、就活であろうと、お礼状を書く際の基本的なマナーは同じです。ビジネス文書のマナーの心得があれば、特に問題なく書くことができるでしょう。しかし、やはり少しでも良い印象を与えておきたいところです。
テンプレートとおりになりすぎないよう、読んでいる方があなたや、お子さんのイメージを想像できる文章を心がけてください。よくみられたいあまりに、受験先の学校などをべた褒めしすぎるのもマイナス要素に繋がりかねませんので要注意です。
感謝の気持ちを連ねるだけでも構いませんが、できれば学校に対する素直な感想や、訪問した際に受け取った印象を、今後家庭でどのように取り入れていくかなど、建設的で発展的な文章になることが望ましいです。
お礼状で、合否が左右されることはまずありませんが、送ってきたお礼状はよほどのことがない限り、学校側は必ず目をとおします。ですので、願書同様に文章からこちらの人柄や誠意をくみ取れる文章つくりを心がけてください。
お礼状の書き方
基本的なビジネス文章のマナーとしては、時候の挨拶に始まり、送る季節に適した季語の使い方に注意することなど、いくつかのポイントが存在します。
お礼状ははがきで送るのか、封書で送るのかや、縦書きがいいか横書きがいいかなど、迷うこともたくさん出てきます。宛名の書き方や、「御中」や「様」の使い方にもルールがありますので、下書きを繰り返し、完ぺきなものにしてから清書をおこないましょう。
ビジネスマナー以外では受験先の学校によっての暗黙の了解的なマナーにも注意が必要です。宗教系の学校を受験する場合は「秀でる」のような言葉は禁句であったりします。
可能であれば、書き上げたお礼状は、塾やスクールの先生などに、一度チェックしてもらうことをお勧めします。
基本的な文章の構成は「拝啓」や「時候の挨拶」となる「前文」、感謝の気持ちや感想などのあなたの想いを綴る「主文」、「敬具」などの「末分」と続き、最後に「あと付け」で締めくくります。
この「あと付け」については日付・自分の氏名、受験先の学校名とわかれば担当の先生の名前などを書きます。
ただし、あと付けに関しては、手紙の冒頭に書き入れるテンプレートも多く存在しますので、それにならっても問題はありません。時候の挨拶や、末分に関しては、テンプレートとおりでも構いませんので、いかに主文でアピールできるかに力を注いでください。
お礼状を送るタイミング
就職活動の場合は、面接を受けたその日にお礼状を投函することがベストといわれていますが、受験の場合も同様にできるだけ早いほうがベストではないかといわれています。
ただ、受験の面接や学校訪問・説明会などのお礼状ですので、焦って主文が雑になってしまうのは避けたいところです。だからといって長考しすぎて、日にちが空きすぎるのも問題です。
できれば、面接を受けた数日以内にはポストに投函できるよう、下準備をしておくことも必要です。
まとめ
受験での面接のお礼状は必要?書き方やマナーについて
面接のお礼状は本当に必要か
お礼状を送る際のマナー
お礼状の書き方
お礼状を送るタイミング