学校によっては入試の際に 面接 があります。面接で聞かれる内容を考察することも大切ですが、面接中のマナーをしっかりと身に付けておくことも必要です。礼儀を尽くし、良い印象を与えるように心がけたいです。
今回は 入室 から退室までの マナー をご紹介いたします。
入試面接の入室から退室までのマナー
入室から着席までのマナー
まずは入室のマナーですが、控室でも学校側の職員が見ています。面接中でないからと言って安心せず、友だちと騒いだりしないで静かに待つようにしましょう。
また、職員や学校生徒などがいたらきちんと挨拶をするようにします。いつでも見られていると意識することが大切です。
入室では大きな音を立てないように静かにドアを開けます。ドアを急に開けないように気を付けましょう。
ドアはゆっくりと閉めます。ドアが閉まったら、面接する先生に向かって一礼をします。ここは急いでやらず、しっかりと腰から曲げて礼をしましょう。
面接官はここで「どうぞ」などと声を掛けてくれます。声が掛かってから、席に向かいましょう。急がず普通の歩行の速さで席まで行き、席の左横に立ちます。
そこで、もう一回、礼をします。手は体の横ですが女子は手を前でそろえても構いません。指先はしっかりと伸ばし、背筋も伸ばしましょう。体がくねくねしていると印象が悪くなります。第一印象は大切ですので、しっかりとお辞儀をしましょう。
面接官が「着席してください」と声を掛けてくれます。それまでは勝手に座る事のないようにしましょう。受験生は「失礼します」と声を出してから着席します。
着席する姿勢は背筋を伸ばし、手を太ももの上に乗せます。女子は指を伸ばして両手を重ねるようにします。その時に男子は手を握り、女子は足を揃えて座りましょう。男子は少し膝を開けて座りましょう。
あごは引きすぎても上向きでもいけません。まっすぐ前を向くようにします。以上のマナーをしっかりと守って面接に挑むことが大切です。
面接中のマナー
着席したところで質問がはじまります。
面接官との対話ですので、落ち着いて席に座って質問に答えましょう。声を最大限大きくする必要はありませんが、面接官に充分届くような音量で話します。はっきりとした口調で丁寧に、敬語を使って話しましょう。
ですます調だけでなく謙譲語や尊敬語などを使いわけられるよう、勉強しておくことが必要です。表情は固くなく、穏やかなことが大切ですが、無理に表情を作らず自然体でいられるようにしましょう。
質問を受けている間、視線はネクタイの位置あたりにします。受験生が話すときは目を見るようにしますが、あまりきつく見つめすぎないようにしましょう。面接官が多くいる場合があります。面接官の方を向いて答えると印象が良くなります。
視線は一定することが大切です。いろんなところを見ることはやめましょう。落ち着きがなく、集中力に欠けると思われてしまいます。応答の内容だけを見ているわけではありません。どういう生徒なのかを試験されていると思って、しっかりと答えましょう。
着席後から退室までのマナー
面接官から「以上で終わります」と告げられるので、声が掛かったら席を立ちます。立ち上がる際はすっと真っ直ぐに姿勢正しく立ちます。
入室とは逆の流れで退出するだけなので焦らないようにしましょう。まだ、面接は終わっていませんので気をゆるむことのないようにしたいです。
椅子の横に立ち「ありがとうございました」と挨拶をし、一礼をします。この時も腰を折って、しっかりとお辞儀をしましょう。お辞儀が終わってから、ドアに向かいます。ゆっくりと急がず普通の歩調で向かうことが大切です。
最後にドアを開く前に面接官の方を向きます。一礼して「失礼します」と挨拶をしてからドアを開けます。ドアを閉める際は音を立てないようにゆっくりと閉めましょう。
以上のマナーを理解して本番に臨めるように何度も練習を重ねることが大切です。
自信を持って当日を迎えられると良いですね。
まとめ
入試面接の入室から退室までのマナー
入室から着席までのマナー
面接中のマナー
着席後から退室までのマナー