学力のみを判断基準とする一般入試のペーパーテストとは違い、推薦入試はどちらかというと生徒の人柄や考え方に焦点があてられます。
推薦入試につきものの面接ですが、面接のマナーなどこれまで習ったことがないでしょうから、どうすればいいのか困ってしまうはずです。
今回は受験における 面接 の マナー を流れにそって解説します。
面接官に悪い印象を残さないために必要なマナーを学ぼう
面接が始まるまで
面接室に入ってからが面接ではありません。勝負は自宅を出発するところから始まっていると言っても過言ではないでしょう。まずは身だしなみ、制服が汚れていたり髪に寝癖がついていてはどんなに面接時の受け答えが良くても台無しです。
試験の時間に余裕をもって会場に到着しておくのも重要です。余裕をもって到着できる時間のさらに少し早めに着くよう心がけましょう。台風や地震など、当日何が起きるかわかりません。何が起こっても時間に間に合うように備えましょう。
忘れ物にも注意してください。前日に用意するのはもちろん、起きた直後、出発前と念入りに確認すると良いでしょう。
面接前には控室で待機することになりますが、もちろんここでもあなたは学校の職員にみられています。大人しく自分の番がくるのを待ちましょう。大きな声で話したりウロウロと動き回ってはいけません。
携帯電話で時間を潰すのも良い印象は与えません。携帯電話を触っていなくとも着信や通知がくる可能性もあります。電源を切ってカバンにしまっておきましょう。
面接室へ入室
自分の順番がきて名前を呼ばれたらついに面接開始です。面接室の入室前にドアをノックしましょう。ノックの回数は2回とも3回とも言われますが、ここに厳格なマナーはありません。面接の練習をしたことがあるならその時に教わったとおりの回数でいいでしょう。
ドアの向こうから「どうぞ」と言われたらドアを開き入室してください。ドアを閉め、面接官に向かい「失礼します」と言って礼をします。面接官の前に椅子があるはずですのでその隣に立ちます。そして面接官の目をみながら受験番号、出身校、氏名を元気に言います。
面接官から椅子に座るよう促されるはずですので、そうしたら「失礼します」と言って座ってください。座る姿勢は脚を開きすぎず、手は膝の上に置きましょう。面接では、質問に対する受け答え以上に第一印象が重要です。
第一印象が悪ければその後の面接の中で面接官があなたに抱くイメージも悪くなってしまいます。
面接中のマナー
面接時は基本的に面接官の目をみるようにしましょう。緊張や不安からついつい下を向いてしまいがちですが、このような自信がなさそうな雰囲気は面接官にも伝わってしまいます。
もちろんあちこちキョロキョロと見回すのも情緒不安定な印象を与えてしまうのでこれもいけません。面接官が複数いる場合は1人にばかり集中するのではなく全体をみるようにしましょう。
面接官の質問には元気に「はい」と言ってから答えましょう。質問にはすべて答えられるのが理想ですが、思いもよらない質問でわからない、答えられないといったことがあるかもしれません。
わからない時には素直にわからないと言いましょう。最悪なのは嘘をついたり適当なことを言ってバレることです。面接官も受験生に対して完璧を求めているわけではありません。
面接室から退室後
面接官から面接終了を告げられると退室するよう促されます。椅子から立ち上がり、「ありがとうございました」と言い礼をします。そのままドアまで歩き、そこで面接官に体を向きなおし「失礼します」と言って退室してください。
終わった後、再度控室に戻る場合は面接前と同様に静かに待ちましょう。学校が出るまでが面接と言えます。最後まで気を抜かないようにしましょう。すべてが終了すれば後は結果を待つだけです。
まとめ
面接官に悪い印象を残さないために必要なマナーを学ぼう
面接が始まるまで
面接室へ入室
面接中のマナー
面接室から退室後