すっかり一般的になった推薦入試・AO入試。一発勝負の一般入試と違い、「普段の実力」を見てもらえるのが人気の理由のひとつですが、「面接で絶対に緊張してしまう」と不安に思い、この方法をあきらめている方も。
今回は「 緊張 を利用して 面接 を成功させる方法」をご紹介します。
推薦入試・AO入試の山場、面接で緊張を上手に利用する方法
面接なしに推薦入試・AO入試は受けられない?
推薦入試・AO入試の選考方法は、大学や学部によっても異なりますが、圧倒的に実施されることが多いのが「面接」です。対話重視型のAO入試では、予備面接を経て本面接を受けるなど、複数にわたって面接を行うケースも珍しくありません。
推薦入試・AO入試を受験するなら、面接は避けて通ることのできない関門ということになります。
もちろん、そのようなケースでは、提出するエントリーシートや小論文・作文、学力検査、調査書・志望理由書などの他の選考手法よりも、面接が合否に大きく影響してきます。
「緊張しすぎて、面接では自分の伝えたいことの半分も話せなかった・・・。」という事態は避けなくてはなりません。
私、絶対緊張しちゃいます・・・。
「面接で絶対に緊張してしまうから、推薦入試・AO入試は受けたくない。」と考えている大学受験生のみなさんに、まずお伝えしたいのは「緊張して、いいんです!!」ということです。
一生懸命に準備をして、入学したい大学に「想いを伝える」場面で、緊張しないわけはありません。面接官も、「こんなに緊張するくらい、この大学に入りたいと思ってくれているんだな」と好意的に思っても、けして「こんなに緊張しているなんて、本学の学生としてふさわしくない」とは考えないのです。
むしろ、「適度な緊張を感じられるほうが、好印象を受ける」という面接官も少なくありません。
面接で緊張しすぎた時の対処方法
とはいえ、「緊張しすぎて何を聞かれているのかわからず、頭が真っ白になってしまって、まったくの無言になってしまった。数分沈黙が続いたような気もするけれど、どう切り抜けたかぜんぜん思い出せない。」「一生懸命話した志望動機について、『それってどういうことですか?なぜそのように感じたのですか?』と一言聞き返されただけで、次の言葉がまったく出なくなってしまいました。
思わず涙まで出てしまって、面接を立て直すことができませんでした。」という事態は避けたいもの。「面接で緊張しすぎた場合のとっさの一言」をおぼえておきましょう!
「もう一度言いたい/聞きたい」
緊張して相手の質問の意味がわからなかった、言おうと思っていたことがとっさに出てこなくて無言になってしまった、こんなきっかけでそこから面接がうまく行かなくなることが一番多いケースです。
そのような時でもあせらなくても大丈夫です。「絶対に進学したい大学の面接で、とても緊張していて、質問がよく聞きとれませんでした。申し訳ありませんが、もう一度質問をお聞かせいただけますか?」「第一志望の大学で、とても緊張しています。申し訳ありませんが、もう一度はじめからお話しさせて頂いてもよろしいでしょうか?」と面接官に申し出ましょう。こころよく対応してもらえるケースがほとんどです。
このとっさの一言さえおぼえておけば、「無言・沈黙」が続くことはもうありませんね!
最初に宣言してしまう
最初にお伝えしたとおり、面接官の多くは「適度な緊張を感じられるほうが、好印象を受けてくれる人」です。緊張していることを、あえて最初に伝えてしまうことで、リラックスできる、という効果が期待できます。
例えば、「〇〇高校のスズキタロウです。本日は、第一志望の面接試験ということで、大変緊張しております。失礼な点がありましたら申し訳ありません。一生懸命お話させて頂きます。よろしくお願いいたします!」と挨拶してみるのはいかがでしょうか。
多少話がたどたどしくなっても、敬語の間違いがあっても、それだけで合否が決まることはありません。大切なのは「あなたがどんな人で、この大学で何をしたいのか」ということを面接官にきちんと伝えられることです。
緊張を上手に表現して、推薦入試・AO入試の合格につなげていきましょう!
まとめ
推薦入試・AO入試の山場、面接で緊張を上手に利用する方法
面接なしに推薦入試・AO入試は受けられない?
私、絶対緊張しちゃいます・・・。
面接で緊張しすぎた時の対処法
「もう一度言いたい/聞きたい」
最初に宣言してしまう