面接 では必ずと言っていいほど聞かれる質問がいくつかあります。 長所 と 短所 についての質問はそのうちの一つです。
必ず聞かれるということはそれだけ大事な質問だということです。しっかりと答えられるよう、準備と対策について解説します。
面接で必ず聞かれる!長所・短所のみつけ方と答え方
面接官はなぜ長所・短所を聞くのか
そもそも、なぜ面接官は長所・短所を聞くのでしょうか。まずはその理由を理解しておきましょう。
面接の時間はせいぜい10分から30分ほど。長くても1時間程度しかありません。面接官はこの短い時間で受験生がどんな人間かを見抜く必要があります。
長所・短所についての質問は、受験生がどのような性格か、自分を客観視できているのか、校風に合う生徒となれるのか、などのポイントを一度に判断できる材料です。
当然面接官が重視している質問ですので、受験生としても手を抜くわけにはいきません。
あなたがどんなに優れた人だったとしても、面接官にとっては面接の時間に見たあなたがすべてです。上手く答えられなかった、ということがないようにしっかり準備を整えて臨みましょう。
面接官はあなたにどんな答えを期待しているのか
校風に合う受験生であるか、というのも重要なことではあります。しかし一番重要なポイントはあなたが自分の言葉で話せているかどうかです。
ほとんどの場合、長所・短所を聞かれただけで終わりとはなりません。面接官はこの質問をきっかけに情報を集めます。あなたの回答に対して、なぜそれを長所と考えるのか、短所についてはどう思っているのか、といった切り返しをするでしょう。
自分の言葉ではなく、親や先生の受け売りであれば答えることはできません。もちろんアドバイスを受けるのは構いませんが、最終的には自分で答えを見つける必要があります。面接官は受験生の自主性を重視しているのです。
長所・短所の見つけ方
普段から自分の長所・短所を意識している人は少ないでしょう。いざ考えてみるとなかなか思いつきにくいものです。そんな時は紙に書き出す方法がオススメです。
脳は思考と記憶を同時に行っているため、思いついたことを外に出すことで思考に集中できます。書き出した内容を見て、連鎖的に思いつくこともあるはずです。これ以上書くことがない、と感じられるまでとことん書きつくしましょう。
長所、もしくは短所しか見つからない場合
短所はたくさん思いつくけれど長所は全然思いつかない、もしくはその逆で短所しか思いつかないという人もいるでしょう。そんな時は家族や友人、先生など身近な人に自分がどう見えているか聞くことをオススメします。
自分の長所・短所はクセと同様、自分では気づきにくいものです。自分では当たり前だと思っていたことが他の人にとっては珍しいことだった、ということも十分に考えられます。人からの評価も自分をあらわす立派な証です。他者の意見も素直に取り入れましょう。
長所と短所は表裏一体なものだと言えます。例えば臆病という短所は慎重と言い換えることができます。マイペースという長所は自分に甘いと言い換えることができます。見方を変えることによって今まで気づかなかった自分の性格に気づくこともあるでしょう。
面接での上手な答え方
まずは元気に堂々と答えられることが大事です。長所について答えている時に声が小さい、目を伏せがち、など自信がなさそうな態度をとってしまうと面接官は「本当か?」と疑ってしまいます。
短所を答える時もはっきり答えるのは大事ですが、それだけではマイナスの印象しか残らないため、もう一工夫が必要です。
自分の短所をどうカバーしようと考えているのか、今後改善しようという意識はあるのかを一緒に述べてください。これにより自分を客観視できている、成長しようという意志がある、というアピールができます。
「短所はありません」という回答は自信に満ちた良い答えに感じられるかもしれませんが、そうとは限りません。どんな人間にも短所はあるものです。面接官に、傲慢で自分を客観視できていないと判断されるかもしれません。包み隠さず答えるようにしましょう。
まとめ
面接で必ず聞かれる!長所・短所のみつけ方と答え方
面接官はなぜ長所・短所を聞くのか
面接官はあなたにどんな答えを期待しているのか
長所・短所の見つけ方
長所、もしくは短所しか見つからない場合
面接での上手な答え方