通称「益高(ますこう)」の愛称で親しまれている「 益田高校 」は島根県益田市に位置する全日制・男女共学の公立高校です。
島根県内3位の高い 偏差値 を誇り、在校生卒業生からの評価も高いことで有名な「益田高校」とはどのような学校でしょう。偏差値や概要を含めてご紹介します。
島根の名門進学校、島根県立「益田高校」の偏差値や概要
益田高校の歴史
平成23年に創立100周年記念式典を挙行した益田高校の歴史は明治45年に開校した「益田町立女子技芸学校」からスタートします。
その後、幾度かの名称変更や移管・廃止を経て、昭和23年に新制高等学校となる「島根県立益田高等学校」という現在の名称に変化を遂げました。
そこから現在に至るまでの歴史の中には苦難もあり、昭和58年におこった「58年7月豪雨」に見舞われ、校舎の1階がほぼ水没するという被害にあいました。
しかしそのようなことに負けることなく前進し続けた結果、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」や「学力向上パイオニアスクール」の指定、「コアSSH事業」の指定校など、多くの指定や認定を受けるほどの名門進学校へと変化を遂げてきたのです。
益田高校の設置課程と学科
益田高校は全日制課程のみで、最近増えてきた2学期制を導入しています。学科は「普通科」と「理数科」の2コースとなっています。
「普通科」は2年生になると卒業後の進路のあわせ、文系と理系にわかれます。1年生の段階でコースをわけないのには理由があり、学校側はこれを「自分さがしの1年間」と表現しています。
1年かけてじっくりと一般的に必要となる教養を幅広く得て、それを高めていくことを目標としています。その結果「考察する力」を伸ばせるようにと考えています。
大学進学希望者が増加する中、医学系や薬学系、理工系への進学に対応できる「理数科」は、地域の要望もうけ、昭和45年に設置されました。
「サイエンスプログラム」と呼ばれる学校設定科目を行いながら、課題研究にも取り組みます。理科や数学の内容に伴ったさまざまな実験や体験学習をたくさん取り入れることで、経験豊かで豊富な知識を持った人材の育成を目指しています。
益田高校の偏差値
島根県内にあるすべての高校の中で3位という輝かしいランキングを誇る偏差値63となるのは「理数科」です。
このランキングは県内の公立高校だけのランキングでも同じ数字となりますので、名門進学校として十分な実力です。
「普通科」の偏差値は52となっていて、理数科よりは少々劣りますが、上位に位置しています。ランキングとしては17位あたりとなります。
益田高校の進路
高い偏差値を誇る理数科をもつことで県内でも有名な益田高校の進路実績をみてると、多くの生徒が地元の国公立大学である「島根大学」「島根県立大学」「鳥取大学」などへの進学を果たしています。
年度によっては東京大学や京都大学への合格切符を手にしている生徒もいますので、難関大学への合格者も推して図る結果となっています。
どちらかといえば、国公立への進学希望者のほうが多い結果となっていますが、私立大学も「慶應義塾大学」や「早稲田大学」、「立命館大学」や「関西大学」など、合格者の中には名だたる難関私立大学の名前もあげられています。
益田高校の部活動
運動部も文化部も、どちらも精力的に盛んに活動をおこなっています。まさに文武両道を地で行く進学校らしい部分も持ち合わせています。
体育系は12個、文化系も12個と全部で24個からなる部活動の数は、生徒たちの個性を伸ばすにはうってつけです。
弓道部は過去にインターハイ出場経験をもち、男子テニス部は中国大会に出場するなど、輝かしい実績も多く、生徒たちがいきいきと部活動に打ち込む姿が目に浮かぶようです。
まとめ
島根の名門進学校、島根県立「益田高校」の偏差値や概要
益田高校の歴史
益田高校の設置課程と学科
益田高校の偏差値
益田高校の進路
益田高校の部活動