昭和24年に発足された 京都大学 には現在10の学部が設けられています。その中で注目するのは「 工学部 」です。
学内最大規模の定員数を誇る「工学部」今回はさらに掘り下げ、6つある学科の中から「 建築学科 」について偏差値や概要などをご紹介します。
人気上昇中!京都大学工学部「建築学科」の偏差値や概要
京都大学工学部「建築学科」とは
京都大学と言えば、充実した大学院があったり、全国で一番を誇る研究所を多く誇る、西の王者、日本の代表格と言われている総合の国立大学です。
その京都大学の中で最大規模となる955名もの定員数を誇る「工学部」に今回お話しする「建築学科」は存在します。
「工学部」には「建築学科」以外に、「地球工学科」「物理工学科」「電気電子工学科」「情報学科」「工業化学科」と5つの学科が設けられています。
「建築学科」は合計6つの学科の中で、定員数が最も少ないと言われておりその数は80名となります。
次いで少ない定員数となるのは90名の「情報学科」ですが、この二つ以外は軒並み3ケタ、多い学科では200名を超える学生が在籍しています。
このような定員数の差をみると、「建築学科」の少数精鋭ぶりが垣間みることができます。
京都大学全体と学部・学科からみる偏差値
繰り返しうたっている「西の王者」のゆえんはその偏差値の高さにあらわれています。京都大学全体の偏差値をみると最高値は78となっています。
一番低い偏差値の学部でも63帝都度なりますので、全体的に高い偏差値を誇ることが証明されています。
その中で「建築学科」のある「工学部」の偏差値は71とかなり高い数字を保持しています。
「建築学科」自体の偏差値は65程度。志願倍率はなんと4.46となり、工学部内でも最も高い倍率となっています。
定員数80名となるところに350名以上が志願しており、その志願者数も年々増加傾向にあるといわれています。
3分野のカリキュラムに沿って学ぶ
京大工学部の「建築学科」では、「計画系」「構造系」「環境系」と分野を大きく3つにわけて開講しています。
建築家や建築技術者として未来を歩んでいく上で、この3つの領域は基礎として原理を習得しておかなければなりません。
発展させるためにはまずは基礎を固める。その上で専門分野に至ることをこちらでは推奨しています。
履修課程では学生各々の特徴を生かせる選択が可能になるような配慮がされており、少数精鋭ならではの利点がそこにあります。
学ぶうちにさらに高度な専門知識をたくさん修得し、それらを研究能力養うためにも、半数以上の学生が大学院へと進路を進めます。
杓子定規におこなわれるわけではない授業や出される課題は学生の意欲を掻き立てる大切な役割も果たしています。
京都大学工学部「建築学科」の進路
やはり建築学科と言うことで、一級建築士の資格取得を目指す学生が多くなります。取得した資格を活かせる企業やメーカーへの就職を目指します。
しかし、先ほどもお話ししたとおり、多くの学生がさらならる高みをめざし、大学院でより一層専門性の高い研究をおこなうケースも珍しくありません。
大学院へ進学しない場合でも、別の大学の大学院でさらに建築についての見聞を深める方もおられます。
人気の工学部「建築学科」出身の有名人
講師の顔ぶれも全国的に有名人が多い工学部の「建築学科」に在籍していた有名人はどのような人たちがいたのか少し触れてみましょう。
京大出身の有名人は全国でも8位にランクインするほどの人数です。
その中で工学部「建築学科」出身の有名人には、建築家の「黒川紀章」さんがおられます。黒川さんの場合は京大の「建築学科」を経てその後、東大大学院の「建築学」でさらに建築学を専攻されています。
少し変わったところでは建築家でありながら小説家と言う肩書を持つ「鈴木隆之」さんがあげられます。現在は「京都精華大学」で教授の職にも就かれています。
気象予報士でフリーのアナウンサーと言う肩書を持つ「酒井千佳」さんも建築家出身でありながら全く異なる職種で活躍されています。
まとめ
人気上昇中!京都大学工学部「建築学科」の偏差値や概要
京都大学工学部「建築学科」とは
京都大学全体と学部・学科からみる偏差値
3分野のカリキュラムに沿って学ぶ
京都大学工学部「建築学科」の進路
人気の工学部「建築学科」出身の有名人