京都大学 は難関といわれ国内でもトップレベル的な存在の国立大学です。学部は全部で10あり、その中の理系学部「 工学部 」には6つの学科があります。
工学部の中でも偏差値が高く難関といわれている「 物理工学科 」について、学校の雰囲気や気になる将来の進路についてもご紹介します。
京都大学工学部の中でも難関な物理工学科の様子や安定の進路
物理工学科の概要や様子
京都大学の工学部には6つの学科があります。
その中の一つ「物理工学科」は工学部の中でも65と偏差値の高い学科です。そのため入試においては合格のボーダーラインも高く、工学部の中では難関の部類に入ります。
学生たちの中では通称「ブッコウ」という愛称で呼ばれています。
現代社会において人類の夢を実現するためには、工学の分野でもまだまだ多くの課題が残っています。そして新しい技術を創生するためには、基礎からの学びをしっかりと身に付ける必要があります。
そのため物理工学科では5つのコースがあり、専門分野を学んでいます。また現代の工学における最先端を、京都大学では学ぶことができます。
5コースのうちの一つである「物理工学科」では学生同士の仲が良く、また先生たちとの距離も近いアットホームな雰囲気で学ぶことができます。
また、どの学科も研究設備が充実しているため、他の大学でもできないような研究まで行うことができるというメリットがあります。
物理工学科のカリキュラムとは?
学部4年間の中で、一般教育・基礎工学教育・専門教育が組み込まれています。
科目は数学・物理学・化学・固体と流体の力学・固体物理学・電磁気学・熱力学・原子物理学などで主に物理学の分野になります。
将来、物理工学の分野における技術者や研究者を目指し、指導的な立場となる人材を育成するための教育が行われます。
また2回生になって、コースにわかれてからは各専門に沿った教育を受けることになります。コース配属は希望するコースが定員以上の場合、成績などによって決まります。
そのため1回生のうちからそれなりに勉強していないと、希望のコースに進めない場合もあります。
4回生からは研究室での学びになります。そしてキャンパスも本部のある(吉田キャンパス)から(桂キャンパス)に変わります。
ここは2003年にオープンしたキャンパスで、主に工学部の大学院である研究科が設置されています。
難問の多い京都大学の入試
京都大学の入試問題は難問が多いことでよく知られています。
そして他大学の入試問題と出題形式が違う部分もあり、二次試験対策はしっかりとやる必要があります。
また後期日程での入試が廃止されたので(法学部の特色入試を除く)、前期日程での入試の1回だけということになります。
京都大学の工学部は定員数も多いため入りやすい学部だといわれていますが、それでもやはり偏差値は高く難易度もかなり高いです。
センター試験と二次試験で合否が決まりますが、センター試験が200点満点なのに対して二次試験が800点満点となり、かなり二次試験の比率が高いです。
理系学部は国語のテストを行わないところも多いですが、京都大学は理系学部でも国語があるので要注意です。
また京都大学は学部や学科によってセンター試験での「足切り」をする場合もあります。
工学部もその対象となっており、受験者数が定員の3倍を上回ると足切りが行われるようですが、実際は工学部では滅多に足切りは行われないようです。
卒業後の進路は安定?
学部を卒業した後は、約9割以上が京都大学工学部の大学院へと進学します。
そのため入りたい研究室などがある場合は、定員オーバーになると成績順で決まるため、勉強の方も手を抜かずに頑張っておかなければいけません。
大学院を卒業した後の就職先は有名企業メーカーが多いです。また研究室に就職する人もいます。京大の工学部は推薦という形のサポートが強力です。
そして大学が一流企業の推薦枠をたくさん持っているため、就職先は割と簡単に決まることが多いです。
この就職難のなか就活をしなくても仕事を選ぶこともできるという状況は、さすが京大ブランドといえます。
大学院修士課程を卒業した後の主な就職先(物理工学科)
自動車・航空機・船舶・車輌・電気・精密機器・電子・通信・電力・宇宙・機械・運輸・大学・国立研究機関・中央官公庁や、その他多くの企業などへ就職しています。
まとめ
京都大学工学部の中でも難関な物理工学科の様子や安定の進路
物理工学科の概要や様子
物理工学科のカリキュラムとは?
難問の多い京都大学の入試
卒業後の進路は安定?