熊本大学 は医学部、薬学部を除く平均 偏差値 が59の中堅国立総合大学です。特色としては平成26年度から文部科学省スーパーグローバル大学等事業のうち、グローバル化牽引型大学に選ばれ、学生のみならず地域のグローバル化をも推進しています。
熊本大学の真のグローバル化への取り組みについてご紹介します。
偏差値も国境も超えて 熊本大学スーパーグローバル化の魅力
熊本大学の歴史
熊本大学は1756年に藩校であった再春館を元にしてできた旧制熊本医科大学と、熊本藩の御薬園であった「蕃滋園」を元とする旧制熊本薬学専門学校及び熊本師範学校、その他3校を統合してできた国立大学です。現在は7学部8研究科で授業が行われています。
熊本大学の目指す「グローバル大学」とは
熊本大学は「地域と世界をつなぐグローバル大学Kumamoto」をスローガンに、以下4つの目標を設定し、地域のグローバル化の推進と世界レベルの研究拠点大学となりえる真のグローバル大学を目指しています。
学部教育システムの高い国際通用性を追求
新しい学事暦の導入することによって、海外の大学との交流がしやすくなるだけでなく、交換留学や単位の互換がしやすくなり、大学院への早期入学も可能になります。
またグローバル教育カレッジを新設し、学部専門課程における英語によるグローバル教育を支援しています。
世界中からの留学生を受け入れる環境の整備
日本文化を学ぶ留学生に質の高い教育カリキュラム及びライフサポートを提供し、外国人留学生や研究者の受入を促進しています。
世界最先端の研究のためのグローバル化した大学院教育
学部から大学院を通じて行われるグローバル教育プログラムによって、グローバルに活躍する人材の育成を目指すとともに、欧米の大学との国際共同研究プログラムを推進しています。
地域にグローバルキャンパスを提供し、世界に開かれた地域づくりを推進
熊大グローバルYouthキャンパス事業を通じ、地域の高校生等に対して早期のグローバル教育の機会や海外派遣プログラムの企画運営等を支援し、地域に根ざしたグローバル化を目指します。
学部生や大学院生のみならず、留学生や地域の高校生までも巻き込んでの包括的なグローバル化の推進は、まさに熊本大学が目指す世界と地域を結ぶかけ橋であると言えます。
積極的な留学のススメ
熊本大学では協定校への留学が盛んに行われていますが、その一端を担っているのが留学のススメという留学説明会です。
これは、真のグローバル化のためにはさまざまな文化や価値観に触れるとともに、高い英語力を軸とするコミュニケーション能力と適応力を持ち、新しい価値観を引き出せるような人材を育成するためのものです。
この取り組みにより、2017年現在、約250人の学生が海外で学んでおり、留学だけでなく国際学会での発表や調査活動などへの参加を金銭的にも援助する奨学金制度も充実しています。
熊本大学の目指すスーパーグローバル化とは、日本の歴史や文化はもちろん、国際社会の多様性をも理解し、高いコミュニケーション能力をもって、これからの世界が直面しうる問題を、積極的に解決していく努力を惜しまない人材の育成をもってしてこそ、成し遂げられるものだと言えます。
現在、全国24の大学でしか採択されていないグローバル化牽引型大学のひとつとして、そういった人材を育て、地域社会のグローバル化をも推進する熊本大学の取り組みは、将来の日本のさらなる国際化の確かな一歩となる取り組みだと言えます。
まとめ
偏差値も国境も超えて 熊本大学スーパーグローバル化の魅力
熊本大学の歴史
熊本大学の目指す「グローバル大学」とは
積極的な留学のススメ