高校球児の聖地、甲子園。その土を踏むことができるのは、選ばれし強豪校のみです。「 甲子園 」という名の聖地をめざし、日々切磋琢磨している高校球児たち。そのなかでも、 優勝 候補 と言われている高校はいったいどこなのかをご紹介してみます。
高校野球、優勝候補はどこ?甲子園を目指す強豪校を紹介
誇り高き不動の優勝候補「仙台育英高校」
高校野球についてあまり関心がない方でも、「仙台育英高校」の名前を聞けば優勝候補とピンとくるはずです。その宮城県の強豪校「仙台育英高校」が、甲子園の地を踏む優勝候補として筆頭にあげられます。
守りのリズム感覚が抜群で、粘り強いプレースタイルが特徴です。選抜のたびにスターが登場することでも有名な、個性豊かな選手たちも魅力の一つです。
なにわの2大勢力「履正社高等学校」
大阪といえば、なだたる強豪校のメッカと言われているほどの強豪校揃いです。その中でも大阪桐蔭高校と肩を並べる優勝候補として、のし上がってきたのが履正社高等学校」です。優勝候補としての実績は、ここ数年でめざましい進化を遂げています。
その功績を担うのは1986年より監督に就任した岡田龍生監督です。大阪でも強豪校と言われる「桜ノ宮高校」のコーチの経験もあるそうです。その的確で堅実な指導力のおかげで、大阪桐蔭と肩を並べる二大勢力として発展をしたのです。
東の絶対的王者「早稲田早業」
通称「早実(そうじつ)」と呼ばれ、あの早稲田大学系列の高校ということもあり、まさに文武両道の名をほしいままにしている「早稲田早業」も、当然更新のちを踏む常連校です。偏差値72と言われている名門校だけあり、注目すべきは総合力の高さです。
ただ、ここ数年目立ったエースが登場していないのが残念なところです。過去にはあの「ハンカチ王子」と呼ばれた「斎藤佑樹」や、「大ちゃんフィーバー」として社会現象を巻き起こした「荒木大輔」などを輩出していることで有名なので、ここでぜひとも、魅力あるスターの登場を期待したいところです。
西の王者、なにわの2大勢力「大阪桐蔭」
「履正社」と肩を並べ、関西の2大勢力と言っても過言ではない優勝候補と言えば「大阪桐蔭」です。やはり伝統ある野球部ならではの安定したプレーが、優勝候補に名を連ねるゆえんと言えるのです。
全国から集まった名だたる選手が集まる大阪桐蔭ですが、それだけあって、甲子園のちに立つことを夢見る前に、まずは試合に出してもらえる実力をつけなければならないのです。強豪校ならではです。
常に優勝候補として名があがるのには、個々の選手の実力が目覚ましいことです。控えの選手ですら、どこに出してもそん色ないレベルに鍛え上げられたチームなことでも有名です。
ワンマンになることなく、常にそれぞれがチームとして勝つことを意識しているのも強さの秘訣なのです。自分がチームのために何ができるのか、それを常に自分自身に問いかけることができる、そんな前向きな姿勢で取り組める選手の育成にも目を見張ります。
ダークホース、驚異のエースの存在感「福岡大大濠」
優勝候補として名を上げるにはまだ知名度は低いかもしれませんが、確実に優勝候補への階段を上りつつあるのが「福岡大大濠高校」です。
正式名称は「福岡大学附属大濠(おおほり)高等学校」で、秋季九州大会では「東海大福岡」と接戦となり、見事サヨナラ勝ちをし見事優勝の座を手に入れました。
「東海大福岡」ではあの早稲田実業に準決勝で敗退してしまいましたが、最後まであきらめない粘り強いプレーで、見るものの心を打ちました。「福岡大大濠」を優勝候補とあげる理由は、絶対的エースの存在です。
直球は130キロとその他の強豪校に在籍するエースにはやや及びませんが、注目すべきはそのコントロール能力です。そして九州男児特有の負けん気の強さが、甲子園への道を切り開いているのです。
元銀行マンという異例の経歴を持つ、「八木啓伸」監督の指導は、社会人を経験しているからこその、他とは違った視点となっています。
効率よく結果をだすためのチームワークや、自分が果たす役割について考えることは、銀行マン時代に培った経験として、選手たちへと受け継がれています。選手自身が自分の持ち場で役割を果たすことができます。
このプレースタイルは、次の甲子園で優勝候補となりえる十分な実力を秘めています。
まとめ
高校野球、優勝候補はどこ?甲子園を目指す強豪校を紹介
誇り高き不動の優勝候補「仙台育英高校」
なにわの2大勢力「履正社高等学校」
東の絶対的王者「早稲田早業」
西の王者、なにわの2大勢力「大阪桐蔭」
ダークホース、驚異のエースの存在感「福岡大大濠」