國學院大学 は東京にある文系私立大学で、 偏差値 は45から57の中堅校です。特色としては日本の伝統文化はもちろん、中国文化についても深く学ぶことができ、国内でも珍しい神社本庁の神職の資格を取得できる神職課程も開講しています。
主体性を持った大人を育成する國學院大学の魅力をご紹介します。
偏差値にとらわれない大人の育成|國學院大学の魅力
國學院大学の歴史
國學院大学は1882年に日本の国柄や伝統文化を研究するために設立された皇典講究所を母体とし、その後1920年に日本で初めての私立大学のひとつとして認可されました。
現在は文学部、神道文化学部、法学部、経済学部、人間開発学部および大学院や研究機関も設置しています。
昨今のグローバル社会において異国文化を理解する前提として、まず自国文化の理解が必要と考えており、主体性を持った日本人の大人として世界で活躍できるグローバル人材の育成を目指しています。
國學院大学の教育
國學院大学の教育目標は主体性を持ち自立した大人を育成することを目指しています。
そのためには日本文化を正しく理解し、教養を身につけ、分別をわきまえさせることが大切であり、それにより日本が古来より育んできた寛容性と謙虚さの精神を身につけることができると考えています。
そのため、学部を問わず卒業までの共通科目として國學院科目群、汎用的スキル科目群、専門教養科目群、総合科目群の4つの科目群を設け、多様な学びのスタイル及び、豊かな教養力の育成を図っています。
各科目群は以下の科目から構成され、共通科目と各学部での専門教育科目の学修によって、4年間の学士課程教育の教育目標を実現します。
國學院科目群
- 神道と文化、國學院の学び、日本文化を知る、Japan Studies
汎用的スキル科目群
- 日本語、英語、数的推理、情報処理
専門教養科目群
- 人文学、法学・政治学A、法学・政治学B、経済学A
- 経済学部B、自然化学
総合科目群
- 導入科目、外国語スポーツ科学、キャリア形成支援
歴史と伝統の文学部の特長
文学部は、皇典講究所として設立された時からの国史、国文、国法を専修する研究機関として國學院の伝統を直接継承する学部です。100年以上の教育・研究の歴史を誇る日本の文化や歴史に対する深い知識を身につけることができます。
また文学部中国文学科では、中国古典の研究と教育を通じ、グローバル社会に対応できうる国際感覚を身につけることが期待されています。
これは、中国という国が歴史的に見ても日本はもちろん、世界各国に多大な影響を与えてきたためであり、中国の歴史を学ぶことで世界に通じる広い視野と豊かな人間性を備えた人材の育成を目指しています。
日本で2校だけ神道文化学部とは
現代まで脈々と受け継がれている日本の伝統文化の中でも、根幹であるといえる神道を学びます。
体系的に祭りの伝統・神社史・神道古典・神道思想史などの神道に関する諸分野を学ぶことで、将来的に神職を目指す学生が神職としての教養を身につけることを目的としています。
また、神道以外の宗教についても学修することで、他の文化や宗教の中で神道がどのような特色を持つのかを比較、研究することもでき、このことによりさまざまな価値観、宗教観が混在する現代において、多種多様な問題、課題に対応でき、日本文化と異文化をつなぐ人材の育成を行っています。
温故知新 歴史をふまえたグローバル教育
國學院大学では一貫して伝統文化や歴史を研究し、未来への道しるべとして生かす教育を行っています。グローバルをそれぞれのローカルの集合体であると位置づけ、相手を理解、受容し尊重する姿勢。それこそが國學院大学の目指す、真のグローバル化であると言えます。
まとめ
偏差値にとらわれない大人の育成|國學院大学の魅力
國學院大学の歴史
國學院大学の教育
歴史と伝統の文学部の特長
日本で2校だけ神道文化学部とは
温故知新 歴史をふまえたグローバル教育