國學院 大學 栃木 高等学校(こくがくいんだいがくとちぎこうとうがっこう)は、栃木市平井町に位置する中高一貫教育を提供する私立高校です。
「未来を拓く」という言葉をモットーにした國學院大學栃木高等学校の教育や指導方針はどのようなものなのでしょう。偏差値や概要と合わせてご紹介いたします。
未来を拓く教育を目指す國學院大學栃木高校の偏差値や概要
國學院大學栃木高等学校とは
通称「國栃(こくとち)」または「學院(がくいん)」、「國學院栃木(こくがくいんとちぎ)」などと呼ばれることが多い國學院は、昭和34年に「学校法人國學院大學」により設立されました。
栃木県の神社界や、栃木市の強い要望によって、付属高校の設置が決定されたと言われています。翌年の昭和35年に第一期生となる生徒たちが入学したのですが、当初はまだ校舎や設備が完全に完成していない状態でした。
この年の4月13日に不完全なまま学校は開校されました。当時の入学者数は129名と記録されています。同年10月19日に念願の本校舎が完成し、記念にこの日を創立記念日として制定しました。
國學院のコースや偏差値
生徒数の増加にともない、施設を充実させていき、十分な環境を用意することが可能になりました。器だけでなく中身の発展にも尽力を注ぎ、平成4年より新しい時代に貢献できる人材育成を目指した教育を開始しました。
それは商業科を発展させ、改組した「国際情報科」というものです。この「国際情報科」は平成25年度よりさらなる進化を求め「グローバルコース」が新設されたことに伴い募集は停止されました。
現在は普通科でも生徒の進路希望に対応できるコース制度をさらに制定し、平成8年より新たな指導をおこなっています。
現在制定されているコースは、普通科の一類に「中高一貫コース」「特別選抜Sコース」「特別選抜コース」「選抜コース」「グローバルコース」の5つのコースを、普通科の二類には「文理コース」を設けました。
中高一貫教育を基本としているため、内部進学の生徒と高校から入学した外部進学の生徒とは3年間別のクラスで授業を受ける形となります。
それぞれのコースの偏差値は「特別選抜S」が最高値となる66で、栃木県内でベスト8に入るレベルとなっています。そのあとは「特別選抜」が58、「選抜」と「グローバル」が51、「文理」が46となっています。
未来を拓く教育を目指す
急速な科学の進歩、めまぐるしく進化していくグローバル社会、先行き不安だと言われる現代社会で必要となるのは、多くの知識や情報を持ち、それらを活用することで他者と力を合わせて問題を解決する能力を持つ人材です。
これこそが國學院の考える「未来を拓く教育」に繋がります。「学力向上」「キャリア教育」「国際理解」「感動体験」の4つの柱を軸に、自分の未来を切り開いていく力を持った人材輩出をめざしています。
指導の中でもっとも重きを置くのは「自己表現」です。グローバル社会に貢献できる人材、自分の未来を切り開ける人材は、自分の意見や、まとめた情報を的確に正しく表現できることが必須となります。
そのために徹底した教育・指導を行います。「学力向上」では、難関大学合格を目指すための特別カリキュラムや、多彩なプログラムを、「キャリア教育」では、3年間かけて自己理解と進路設計をおこない、最終的には確固としたキャリアプランを確立させます。
「国際理解」ではネイティブ講師による英会話指導、アメリカへの語学研修などをおこないながら、日本の伝統や文化についても学びます。
そして、「感動体験」では多種多様な行事や、サマースクール、部活動を通じて、今その時にしか感じることのできない感動を体験します。
部活動と進路
國學院で盛んな部活動といえば「ラグビー部」で、全国選抜ベスト8の実力を誇ります。また柔道部や陸上競技部なども立派な成績をおさめています。
進路実績としてはある一定の基準をクリアすれば優先的に國學院大學への優先的に進学することができることから、最も多い進学先は國學院大學となり、例年100名程度の生徒が入学しています。
国立大学では大阪大学や東北大などへの合格者が、私立大学だと明治大学や中央大学、法政大学などが多くなっています。國學院大學では法学部や経済学部に在籍する生徒が多いようです。
まとめ
未来を拓く教育を目指す國學院大學栃木高校の偏差値や概要
國學院大學栃木高等学校とは
國學院のコースや偏差値
未来を拓く教育を目指す
部活動と進路