東京都にある「都立 北園高校 」は特色ある教育と自由な校風で、大変人気のある学校です。熱心な受験指導もあり、進学実績もかなり上昇しています。
生徒たちが誇りに思える高校「北園高校」の特色ある教育や力を入れている第二外国語、また入試に関してご紹介させていただきます。
「自由な校風・特色ある教育・第二外国語」魅力ある北園高校(前編)
北園高校の概要
東京都立北園高校は東京都板橋区にある都立高校です。昭和3年に開校した「東京府立第九中学校」を前身とする、90年の歴史と伝統を誇る高校です。卒業生は政治・経済・文化・芸術・教育とさまざまな分野において活躍しています。
東京都から進学指導推進校に指定され、大学受験への取り組みに関して熱心に指導が行なわれています。北園高校の生徒は学習環境の整うなか、自主的に学習に取り組む習慣がついています。
受験では、主に国公立大学と難関私立大学を目指す生徒が多く、合格に向けて取り組んでいます。
特色ある教育
「地球的な視野で物事を考え行動できるリーダーを育てる」という目標に向けて、さまざまな特色ある教育が行なわれています。
教育課程が国公立大学受験を視野に入れたカリキュラムになっています。3年次には、自分の進路に応じて科目を選択することができます。また、日々の授業を大切にするという傾向があり、学校全体で授業改善なども行なわれています。
信州プロジェクト
平成22年から始まった、「信州大学」「長野県」「伊那市」「NPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会」などによる支援事業の一貫です。1年次には信州大学を訪問し、高校生活の送り方など「新入生セミナー」を通して学びます。
2年次には、森林保全活動を通して環境について考える「森林保全合宿」が実施されます。総合学習のなかで行われるボランティア活動で、人間力を育てることを目標とします。
また「勉強合宿」「夏期特別講演」などを通し、環境教育について学びます。現代において問題となっている環境問題や食糧問題などについて考え、解決しようとする意識を高めます。
第二外国語
国際理解教育の一貫として、英語以外の第二外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・ロシア語)などを学びます。この中でも特にドイツ語に力を入れており、3年次には英語の単位の代わりにドイツ語で単位を取ることもできます。
そのため、大学入試においては、第二外国語のテストを英語でなくドイツ語で受ける生徒も少なくありません。
また、ドイツ短期留学派遣やドイツの姉妹校への派遣、オーストラリアの姉妹校での語学研修なども行われ、語学の習得や異文化に対する理解度を深めます。
また日本文化を世界に発信するなど、これからの社会に向けてグローバルに取り組むことのできる人材を育成します。
PASCHに任命
北園高校はPASCH(パッシュ)の協定校に任命されました。
パッシュとはドイツ連邦共和国の外務省が始めたプロジェクトです。ドイツ語を学ぶ学校や人々の輪を広げようという取り組みです。ネットワークを広げ、世界の学校1,000校以上がドイツ語を使って交流するという目標があります。
パッシュに加わった学校を「パートナー校」と呼び、パートナー校になると、3週間のドイツ留学語学研修に参加したり、限定の奨学金制度、またドイツに関するイベントなどにも参加できます。
まとめ
「自由な校風・特色ある教育・第二外国語」魅力ある北園高校(前編)
北園高校の概要
特色ある教育