川口市立高等学校は、川口総合高等学校、川口高等学校、県陽高等学校の3校を統合し編成された市立高校で2018年4月に開校されました。新設校ということと豪華な新校舎などから注目されています。
今回は、 川口市立高校 の学校紹介と 偏差値 についてみてみます。
話題の川口市立高校に注目!学校の特色と偏差値
学校概要
少子化が進み生徒数が減少していく中で、川口市は思い切った方針を打ち出しました。それが市内の高校3校を統合し、川口市立高校を新設することでした。
従来の高校統合は、定員割れしている学校の統合が多かったようですが、この市立高校の3校はどこも歴史や定評のある学校でした。
そのため、この3校が新しく川口市立高校となり地元や県内から注目をあびることとなりました。
同校は2018年4月に開校され、3校の在校生(新2、3年生)はそのまま川口市立高校の生徒になりました。
学科は、全日制では普通科と理数科、定時制課程では総合学科にわかれます。
普通科はさらに特進クラスと文理スポーツコースがあります。学習過程は3校でそれぞれ網羅してきたカリキュラムを改良、効率的に取りいれます。
所在地はJR線西川口駅から徒歩25分、バスでは8分ほどの位置にあり、校舎は第1校地として川口総合高等学校の敷地に新校舎とグランド等を建設しています。
校舎内内部は2階から5階まで吹き抜けにして明るく開放的な空間を演出しています。
第2校地として旧川口高等学校敷地内に部活動で使う第2グラウンドを整備する予定です。
新市立高校としてのビジョン
新しい川口市立高校は、開校前から学校説明会や入試フェアなどの参加を通して、生徒の獲得を目指して奔走してきました。
総事業費は約200億円と言われ、公立高校には例を見ないモダンで解放感のある校舎施設建設を始めました。
実績がない新設校ですが、旧3校各校の長所を生かしてアップグレードしていきます。
例えば部活動では、サッカー部や野球部のみならず新体操部や陸上部など県大会やインターハイに進んでおり、統合によって強くなったと言う声もきかれます。
部活動だけでなく勉強面でも大学等との交流を通してアクティブラーニング型授業(主体的、対話的で深く学ぶ形式の授業)を取り入れ、先を見すえ高校大学7年間の学びに重きを置く教育を行います。
このように文武両道はもちろん新しいタイプの進学校を目指しています。
平成30年度入試倍率と偏差値
平成30年度高校入試では当然のように人気株として注目されていました。
旧3校の偏差値と倍率は、県陽高校が偏差値48で倍率1.1~5倍 、川口高校は58で倍率1.1~3倍、川口総合高校は48で1.5倍程度でした。
しかし、埼玉県教育委員会発表の平成30年度入試結果によると、新川口市立高校の受験倍率は理数科が2.35倍、普通科が1.61倍、普通科の文理スポーツコースは何と2.34倍という驚きの数字でした。
新設校ということで既存データがないため、旧3校の志願者が集まっただけでなく新校舎やカリキュラムなどが人気に火をつけたようです。
平成31年度入試で合格確定と言われる予想偏差値は、大手予備校によると理数科60、普通科57、文理スポーツコースは53と言われています。
内申点も重要視されますが、偏差値が足りている人は本番の試験で結果をだせれば合格できることでしょう。
卒業後の進路、進学実績
大学入試は2020年度に入試改革が行われます。そのため進学実績については入試改革に対応した新カリキュラムで入学した新入生が卒業する年になれば明確に判断できるでしょう。
数年たったのち新市立高校がたてた目標をどのように達成しているのかという点は大きな見どころで、それによって以降の高校の評価と偏差値に現れてくることでしょう。
これから高校入試を控えている学生さんは、この市立高校の動向に注目してみましょう。
まとめ
話題の川口市立高校に注目!学校の特色と偏差値
学校概要
平成30年度入試倍率と偏差値
卒業後の進路、進学実績