平成24年に「新校基本計画」が作成されてから6年。月日を経て「 川口市立高等学校 」はついに平成30年4月に開校しました。
全日制と定時制を設けている男女共学の市立高校として誕生した「川口市立高等学校」はどのような高校なのか。 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
産声を上げた期待の新星「川口市立高等学校」の偏差値や概要
川口市の新星「川口市立高等学校」
平成30年4月に誕生したばかりの「川口市立高等学校」は、川口市の少子化に伴い、生徒数の減少に対応するべく、「市立川口総合高等学校」「市立川口高等学校」「市立県陽高等学校」の3つの高校を統合し新設されました。
校舎は「川口総合高等学校」に新築されています。平成32年の12月にはアリーナ棟が、平成33年度には第1グラウンドが竣工予定となっています。
総事業費は当初の予定であった約180億円をさらに上回る192億円まで上限を引き上げ、新たな学校の新設へと努めています。
川口市立高等学校の設置学科
先にもお話ししたように、川口市立高等学校には全日制課程と定時制課程が設けられています。それぞれに設置されている学科についてご紹介しましょう。
全日制は「単位制」となっており、3学年での合計生徒数は1440名の規模となります。1学年は12クラス、480名で編成されています。
その中から「普通科」と「理数科」にわかれます。現時点では普通科が440名、理数科が40名という構成です。
また普通科のなかからはさらに「特進クラス」と「文理スポーツコース」が設置されており、特進クラスについては、入学直後直ぐに編成されます。それぞれの学年において、普通科は11クラス。
440人のうち「特進クラス」が3クラスで120名、「文理スポーツコース」も同じく3クラスで120名というバランスになっています。
定時制は「総合学科」となり、1学年120名、合計で480名という規模になっています。
川口市立高等学校の偏差値
平成30年4月に開校ということで、まだまだ未知数な部分はありますが、目安となる偏差値をご紹介しておきましょう。
一番偏差値が高いと言われているのは「理数科」で58、次いで「普通科」が57、三番目は「文理スポーツコース」で54といわれています。
トップの「理数科」でみると埼玉県内の公立・私立を含む438校のうち101位に位置付けています。
今後の川口市立高等学校
先ほどもお話ししたように、学校の施設は開校した現時点ではすべてが完成している状態ではありません。
今後順を追って整備されていきますので、どのような学校になるのかが今から楽しみです。
平成32年12月完成予定の「アリーナ棟」、平成33年8月完成予定の第一グラウンド、この2つが完成するまでは「川口総合高校」にある既存の体育館などの施設を利用することとなります。
グラウンドに関しては近隣のスポーツ施設などの利用もおこなっています。
この他にも「第1校地」と呼ばれている川口総合高等学校の跡地には、バスケットコート3面分の広さを誇り、合宿所や部室を併設した2階建ての「アリーナS棟」、柔道場や剣道場を設置し、2階には小アリーナと中アリーナを用意した「アリーナN棟」、他には「上青木公民館」の跡地に4面分のテニスコートも完成します。
50mプールや弓道場などはこれまでの施設を継続利用。駐輪場も完備します。
第1グラウンドについては、人工芝を導入し、サッカーコート1面、400mトラックを設置など魅力あふれる設備です。
第2校地となる「川口高等学校」の跡地には、部活などが利用することになる第2グラウンドが平成33年を目途に整備予定となっています。
こちらが完成すれば野球場やサッカー場としての利用が可能となります。
新しい歴史を飾るにふさわしい校歌
川口市出身のシンガーソングライター「工藤慎太郎」さんが作詞・作曲を手がけた「川口市立高等学校校歌~木立の歌~」は、平成29年8月に開催された学校説明会で披露されています。
副題にある「木立の歌」という言葉には、生徒たちのことを風や雨から鳥を守る「木立」になぞらえています。
この校歌は「川口市立高等学校」の校歌でありながら、川口市民が誰でもどこでも口ずさめるようにという配慮が歌詞になされています。
さらには、川口市以外にも広まっていくことを願い、歌詞の中に校名のような限定されるフレーズをあえて外して制作されています。
まとめ
産声を上げた期待の新星「川口市立高等学校」の偏差値や概要
川口市の新星「川口市立高等学校」
川口市立高等学校の設置学科
川口市立高等学校の偏差値
今後の川口市立高等学校
新しい歴史を飾るにふさわしい校歌