いつの時代にもある受験戦争。そして、今は塾に通うだけではなく、インターネットを使う学習法やサテライト学習、そして家庭教師をお願いするなどさまざまな方法で受験戦争を勝ち抜く人がいます。家庭教師をお願いする方法も企業との契約、もしくは個人契約の2種類があります。
今回は、 家庭教師 を 個人契約 で行う際のメリットとデメリットを考えたいと思います。
家庭教師を個人契約にするメリットとデメリット
教師選抜の比較
家庭教師をお願いする際に、非常に気になるのが教師の質です。個人契約の場合、この教師を選ぶのは「親」になります。探す方法も知り合いの紹介や、学校や家庭教師の募集掲示板に自ら募集広告を出して連絡を待つという形になります。
顔合わせした時に、教師の性格、指導経験、指導能力を親が見抜かなくてはなりません。企業であれば、この工程は全て企業が行っていますので、個人契約は「親」の目利き次第という難しい問題に直面します。
料金の比較
一般的に、個人で大学生に教師を頼むと週1回2時間、月4回で2万円前後という相場になります。個人でプロ教師を探すと同じ条件で月3万円~かかるそうです。
企業だと同じ条件で大学生教師は月3万円前後、プロ教師は月4万円~となっています。個人契約だと企業を通さない分、安くなるという利点はあります。
また、個人契約であれば、高価な指定教材を買わなくても良いというメリットはありますし、企業とは1年契約であり、更新料とされるものがかかりますが、個人では更新の融通がきくというメリットもあることを忘れずにいましょう。
内容の比較
個人契約で教師を雇った場合、直接、教師にここを重点的にしてほしい、今回は試験前なのでこうしてほしいと臨機応変に当日に伝えられる利点があります。
ただ、個人で契約をしているので内容に納得できなかったときに教師に解雇を言い渡さなければならないことや子供と合わない場合に教師を変える手続きをしなければならないという大変な思いをすることになります。
企業を通していれば、内容に不満があれば企業にいうことができ、教師の解雇を含む変更手続きという負担は減ります。
どちらかが都合が悪くなったときの対処法ですが、個人契約であれば教師の都合がつくようになったときに再開、雇った方の都合であればそのときのキャンセル扱いとなります。
企業の場合は、教師の都合が悪くなった場合には代役をたててもらえますので、勉強に穴があくということはありません。どちらの方法が良いかはご家庭によって思案すべき事項となります。
情報提供の比較
個人契約では雇った教師によって模試の情報や学校の情報など提供される情報量に差が出てくることになります。その点、企業からの教師であれば、そのような情報は全て共有されていますので、漏れがなく伝わることでしょう。
個人契約であれば、親の情報収集作業も必要となることを心にとめておきましょう。
個人契約を選択するなら
自分の子供を人に任せっぱなしにはしたくない、情報収集が苦ではない、金銭の余裕などご家庭によって企業からの教師を選択しない場合もあることでしょう。
家庭教師を個人で契約する場合には、子供の勉強内容、先生の指導方法、金額、支払い方法、そして期間を親がまとめて相手に提示をするというステップをしっかりとふみ、お互いに納得したうえで開始することがとても大事になります。
子供は個人契約の先生には甘えられそうだけど、企業派遣の先生は厳しそうという、子供なりの見方もありますので子供の性格も合わせて、しっかりと見極めて個人契約をすることが大事です。
まとめ
家庭教師を個人契約にするメリットとデメリット
教師選抜の比較
料金の比較
内容の比較
情報提供の比較
個人契約を選択するなら