佐賀県唐津市にある「唐津東高校」は、中高一貫教育を行う県立高校です。「唐津東高校」は、毎年100名以上の生徒を難関大学などの国立の大学に合格者を輩出している名門進学校です。
唐津東高校 とはどのような学校なのか、 偏差値 や進路についてなどを交えてご紹介します。
人の心を育てる名門伝統校「唐津東高校」の偏差値や概要
由緒正しい伝統校「唐津東高校」の歴史
時は文政6年。年号で言うと1823年に唐津藩藩主である、「小笠原長昌」氏が、藩校として設立した「志道館」の流れをくむ由緒正しい歴史を持つ伝統校です。その後明治32年に「佐賀県立第三中学校」が設立され、この年が設立年とされています。
高校としては、昭和31年に「佐賀県立唐津高等学校」が現在の高校名となる「佐賀県立唐津東高等学校」と、「佐賀県立唐津西高等学校」に分離され、全日制の普通科高校として設立されました。長い歴史を持つため、平成11年には創立100周年を迎えています。
その後平成18年に「唐津東中学校」を開校、翌平成19年には現在学校がある場所に校舎を移転する運びとなりました。
唐津東高校の特色
設定されているコースは「普通科」のみで、高校2年になると「文系」と「理系」としてクラス編成がおこなわれます。
高校3年になると「習熟度別」や「志望校別」に対応したクラス編成と変化していきます。
学習の特色として注目したいのは数学と英語の授業です。唐津東高校の数学と英語の授業は「速習クラス」もしくは「標準クラス」のどちらかを自ら選択しそれぞれの授業を受けることが可能です。
ですが一度「標準クラス」に入ってしまうと、「速習クラス」に戻るには相当な努力が必要だと言われています。理数に特化した学校が多い中グローバル化する社会に対応できるよう「数英」に特化させる点には注目したいところです。
唐津東高校の偏差値
佐賀県内でも上位校となる「唐津東高校」の偏差値は64~62と言ったところです。佐賀県内の他校の偏差値をみると、トップの偏差値を誇るのは公立校となる「佐賀県立佐賀西高等学校」で、偏差値は68程度となります。
「唐津東高校」は、同じく佐賀県立の「致遠館高校」や私立の「佐賀清和高校」の特別進学科S特進コースと現在は肩を並べる偏差値となっています。
佐賀県内の高校の平均偏差値がおよそ52程度となることから、かなりの高い偏差値を保持しているということがみえてきます。2017年度の入試倍率は一般入試が1.2倍、推薦入試が7.1倍となっています。
唐津東高校の進路状況
高い偏差値を誇るだけあり、ほとんどの生徒が大学への進学を希望しています。
そのなかでも多くの生徒が地元の公立大学となる「佐賀大学」「九州大学」「福岡大学」へ進路を進めています。これら3つの大学へは現役での合格者を多く輩出しています。
平成28年の進学実績をみると、現役ではありませんが既卒の生徒が「東大」や「京大」にも合格していますので、優れた学習環境や指導が実を結んでいると言えるでしょう。
名門進学校でありながら愛される学校
施設の美しさや、教師のやる気の高さ、勉強をしやすい環境、そして進学実績の素晴らしさなどで、多くの在校生、卒業生から高い評価を受けています。それは佐賀県内の高校の中でもトップ10に入るレベルの評判の良さとなっています。
施設に関してはまだ新しいこともあるのですが、どちらかといえばそこを使用する生徒たちが、意識的に大切に使用しようとする姿が見受けられることが評価されています。これこそ、人間力の教育のなせる業です。
勉強だけができても、偏差値が高いだけでも、人間力は育ちません。自分たちが使用する場所を大切に大事に扱うことができる、そのような生徒の心を育てる学校であるのです。
文武両道で活発に活動している部活動
文武両道と謳っているので、運動部のみならず、文化系のクラブも生徒たちが積極的に参加し、活動しているので常に盛り上がりをみせています。目立った活動といえば、過去に陸上部が「和歌山総体」で全国2位の結果を残しています。
現在は卓球部やテニス部の活動が実力があると言われています。「漕艇部」に至っては世界大会に進出した実績もあります。
文化系のクラブは数こそは少ないのですが「科学部」が世界大会への出場を果たしたり、東大での講演会をおこなったなどの輝かしい実績を残しています。
まとめ
人の心を育てる名門伝統校「唐津東高校」の偏差値や概要
由緒正しい伝統校「唐津東高校」の歴史
唐津東高校の特色
唐津東高校の偏差値
唐津東高校の進路状況
名門進学校でありながら愛される学校
文武両道で活発に活動している部活動