香川県 丸亀市には中高一貫の私立高校で大手前高松高等学校(以下 大手前高校 )があります。香川県の中では大学進学に顕著な実績をあげていて入学の偏差値が60前半です。
国公立大学を中心に大学をめざしている生徒が多く、この高校の国公立大学への現役合格率はじつに6割と高値を示しています。
香川県から国公立大学へ!中高一貫の大手前高校
丸亀市の中高一貫校
大手前高校は香川県の丸亀市の中心部にある共学の私立高校です。中高一貫校ですが高校から入学試験を受けて入学できる定員枠があります。
中学からの内部進学した生徒もふくめて大学進学をめざす生徒が集まっています。高校の途中の段階で内部進学者(こちらのほうが定員が多い)といっしょになります。
7時限の授業ののちに部活動がおこなわれていて多くの生徒が参加し、文字どおりの文武両道を実践しています。2018年時点で運動部11、文化部8の部が活動をしています。
部活動については中学生をメインとして、高校生は中学生の指導役として参加するのがこの高校の特色といえます。
コーチ役として教えることで活動をより深く理解して主体的に参加する態度が養われます。
同様にさまざまな学校行事が生徒主体で行われるのがこの学校の伝統となっています。
学校行事を生徒みずからおこなうことで、一連のイベントを成功させるために何が必要かをひとつひとつ考え、積極的に活動する態度を養うねらいがあります。
この丸亀市にある大手前丸亀高等学校のほかに、高松市の大手前高松高等学校が姉妹校としてあります。このうち大手前丸亀高校の学科については普通科のみです。
普通科系どうしでくらべるとより進学に特化した高松校のほうがわずかに偏差値が高いです。
「先取」と「定着」のカリキュラムとは
上で述べたように大手前高校は中高一貫校ですが高校から入学可能で、高校から入学する一般の中学からの生徒でも公立中学校の授業内容から無理なく引き継げるカリキュラムを採用しています。
大学をめざしたい高校入学生にとっては、大学入試に特化したこの「先取り」と「定着」と銘打ったカリキュラムを効率的に受けられるように工夫されています。
国語・数学・英語に関しては公立中学校のじつに1.7倍を超える授業時間数です。
これは高校でも引き継がれており高2で授業が終了して高3では大学受験に特化できるように授業時間数が確保されています。
まさに「定着」が図れるようにカリキュラムがきめ細かく組まれています。
国公立現役合格率60%
高校から先の進学について注目すべきところは、地元の中国・四国地方を中心とした国公立大学への現役合格率の高さです。
国公立大学への現役合格率は60%を超えており、中国・四国地方では指折りの実績です。
この高校への入学時の偏差値は60前半ですので、確実に大学への進学したいという希望をもつ意欲のある中学生にとって高校進学後において大学の選択の幅を広げやすく、しかも入学時はそれほど負担が重くなく実力に見合う学校といえます。
なかでも国公立大学のうち地元の大学への進学を希望しているならば、この高校が選択の候補としてまず対象になりやすいといえます。
とくに国公立大学への現役合格を果たしたいという目的がはっきりしているならば上の実績からみても適しているでしょう。
国公立大学をめざすうえでポイントは多くの教科をこなせる実力が求められるセンター試験です。
大手前高校では第一関門のセンター突破が重視されていて、この試験の対策授業において教科書ではじまる段階的で無理のない問題演習によりレベルをあげていきます。
より具体的にはこの学校では受験の1~2月に志望校べつに特訓が行われているのが特徴です。
ここでは受験先の異なる個々の受験生をしっかりサポートする綿密な授業により実績に結びついているといえます。
このように地元国公立をめざす場合には香川県の高校のなかでは特筆できる実績をあげている学校といえます。
私立学校ですので全国から優秀な講師陣を集めることができます。それが功を奏して合格実績を10年以上にわたり高値で安定させているのがこの学校の特徴といえます。
まとめ
香川県から国公立大学へ!中高一貫の大手前高校
丸亀市の中高一貫校
「先取」と「定着」のカリキュラムとは
国公立現役合格率60%