受験生にとって最大の目的は志望校に合格することです。そして合格するために必要なこと、それはもちろん勉強をして知識を身につけることです。勉強をしなければいけないのはわかるけど、実際どのくらいの 勉強 時間 をとればいいんだろうと考えている 受験生 も多いでしょう。
今回は合格するために必要な勉強時間について解説します。
合格するにはどのくらい?受験生に必要な勉強時間とは
勉強方法の前に勉強時間を確保せよ
勉強の成果は勉強時間と質のかけあわせです。
これからしっかり勉強を始めようと考える人の中には、どうすれば効率のいい勉強ができるのだろう、どうすればたくさん暗記できるのだろうという方法論に注目しがちですが、どんなにいい勉強方法をみつけても勉強時間が確保できていなければ結果にはつながりません。
志望校に合格するには、まずはとにかく勉強時間を稼ぐことです。勉強方法は実際に勉強をしていく中で自分に合うものを探せばいいのです。とはいえ、とにかく勉強時間を確保しろ、と言われてもひたすら勉強し続けることは難しいはずです。
そこで、ここでは受験に向けてどのくらい勉強するべきかの目安を示します。
受験時期以外の勉強時間
受験がまだそれほど差し迫っていない時期の勉強時間はどのくらいが目安なのでしょうか。中学生であれば2年生、高校生であれば2年生の前半くらいまでの時期についての目安をご紹介します。
この時期に必要な勉強は、普段の授業の内容をしっかりと体になじませることです。そのために必要なことは復習です。放課後にその日の授業内容を簡単に復習する程度で構いません。復習にかける時間は1時間から2時間程度で十分です。
そして学校が休みになる週末のタイミングで1週間の復習をしましょう。毎日しっかり復習をしていれば3時間ほどあれば知識として定着させられるはずです。
受験時期直前の勉強時間
受験を気にし始める時期、中学生であれば3年生、高校生であれば2年生の後半ごろの勉強時間の目安をご紹介します。この時期になると授業の復習だけでは足りなくなってきます。
1年生に学んだことも少しずつ頭から抜けていくため、これらの復習もしながら受験に備えなければなりません。授業の復習に1時間から2時間ほどの勉強時間を加え、平日は3時間から4時間、休日は5時間くらいの勉強時間を確保したいものです。
勉強時間の取り方
勉強時間というよりは方法論に近いお話ですが、教科ごとの勉強時間はまんべんなくとるべきです。この日は数学だけ、この日は英語だけ、といった時間の取り方はあまりよくありません。知識は毎日少しずつでも繰り返した方が頭に残りやすいのです。
テレビのコマーシャルを思い出してください。数十秒という短い時間で放送されるコマーシャルですが、視聴者へ何度も繰り返しこれをみせることで強く記憶に残します。これは勉強も同じです。特に英語などの暗記科目を勉強しているとこの効果を実感できるでしょう。
机に向かう勉強以外のスキマ時間を利用するのも効果的です。通学中のバスの中や授業の合間の休み時間、こういった時間もぼーっと過ごして無駄にしないようにしましょう。
勉強時間を気にするよりも大事なこと
1日の勉強時間の目安がこのくらい、と示されてもなかなかやる気にならない人がほとんどかと思います。これから数時間勉強しなければいけないのかと思うとできなくなるのも当然です。実は勉強を始めることは勉強時間を気にするよりもずっと大事なことです。
たとえ1日1時間しか勉強できなかったとしても、それを1か月続ければ30時間になります。1日は24時間ですから、30時間といえば丸1日以上の勉強時間を確保できたことになります。
まったく勉強をしていなければもちろん勉強時間は0ですから、少しずつでも勉強することの大切さがわかりますね。
継続は力なりとはまさにこのことです。いきなり数時間の勉強時間をとるのは難しいですから、まずは数十分、1時間程度でも机に向かう習慣をつけるところから始めましょう。
まとめ
合格するにはどのくらい?受験生に必要な勉強時間とは
勉強方法の前に勉強時間を確保せよ
受験時期以外の勉強時間
受験時期直前の勉強時間
勉強時間の取り方
勉強時間を気にするよりも大事なこと