大学入試では 受験 する学部や学科によって 科目 に違いがあります。 医学部 を受験する場合も国公立か私立かによって違い、各大学によっても必要な受験科目というのは決まっています。
そこで一般的な受験科目を 一覧 で、国公立・私立大学での違い、また小論文と面接試験の重要さについてお話しさせて頂きます。
医学部受験に必要な科目の一覧や国公立大学・私立大学の違い
国公立大学のセンター試験・二次試験
ほとんどの大学においてセンター試験と二次試験を受験することになります。
センター試験では、ほとんどの医学部で得点率の約87%がボーダーとなります。大学によっては得点率や受験者数で「足切り」を行います。
そのため、どの科目においても大きなミスが命取りとなってしまいます。
苦手な分野があると高い得点を取ることが難しくなりますので、どの科目もまんべんなく対策しなければいけません。
二次試験においてはほとんどの人が前期日程試験を受験します。大学ごとに試験の内容や難易が違い、特徴的な試験問題を出すところもあります。
そのため志望大学は1校に絞る方が良いでしょう。独特な二次試験対策をしなければいけないので、1校に決める方が対策もしやすいです。
できるだけ志望大学を早めに決定することで、その大学の対策に早く取り掛かることができます。
国公立大学の医学部というのは旧帝大は勿論のこと、地方大学でもかなりの難関です。入試の科目も多くどの問題も簡単とはいえないので早めの計画、早めの対策が必要です。
国公立大学・医学部受験の受験科目は?
センター試験では、ほとんどの大学で5教科のうち7科目を受験することになります。
国語
国語は1科目しかありません。国語を受験する人は全員同じ科目になります。
外国語
「英語」「フランス語」「ドイツ語」「韓国語」「中国語」の中から1科目を選択します。
数学
「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・B」が一般的な受験科目です。また「簿記・会計」「情報関係基礎」という科目もあり、これら全ての中から2科目選択します。
理科
科目は「物理」「化学」「生物」「地学」とこれらに「基礎」という名前が付く全部で8科目の中から2科目、或いは1科目を選択します。
社会
歴史分野の「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」地理分野の「地理A」「地理B」、公民分野の「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理・政治・経済」の10科目の中から1科目、或いは2科目を選択します。
大学によって選択科目が違うので間違わないように気をつけてください。
またセンター試験と二次試験の得点で合否が決まりますが、大学や学部によって得点比率が違うので、受験する大学の算出方法も募集要項でしっかりと把握しておきましょう。
二次試験の受験科目は、英語、数学、理科が主要となりますが、国語を受験科目とする大学もあります。これらの筆記試験に小論文と面接のある大学がほとんどです。
私立大学の入試方式
私立大学の医学部はいくつかの方式があります。推薦で受験する場合、センター試験を利用する場合、あとは一般入試です。
センター試験の利用
センター試験を利用する学校も最近は多くなりました。科目は外国語や数学、理科が主となり、国語や社会がある場合もあります。
そして今や重要視されるようになった面接や小論文があります。センター試験においては高い得点が必要になります。
一般入試の利用
それに対して一般入試は、学科試験の一次試験があり合格すれば二次試験の小論文や面接があります。
学科試験は外国語・数学・理科という場合が多く、方式はマークシート方式や記述式、またどちらも組み込まれていたりとバラバラです。
最近の入試問題は大学によっては国公立大学よりも難問が出題されることも増えてきています。
一見簡単そうに見えても、今までに解いたことがないと時間内に解けなかったりと難化しています。
最近においては私立大学の医学部が人気です。受験者数が増加しているのでセンター試験や一般入試での高得点が求められます。
そのため基本的な問題でミスをしてしまうと合格するのが難しくなります。
小論文と面接の重要さ
医学部受験において二次試験で行うことになる小論文と面接、これらは筆記試験と同じく受験の合否を左右するくらい重要な科目となります。
勉強ができるからといって医学部に合格できるわけではないのです。なぜ重要視されるのでしょうか。
医師という仕事は人の命を預かる仕事であり、精神面、体力面の両面から見ても大変過酷な仕事だと言えます。緩い気持ちでは医師という仕事は務まりません。
どのくらいの意気込みがあり、どのくらい真剣なのかを確認するために小論文や面接試験が設けられています。
また患者さんや同僚、医療スタッフたちと接する時に求められるコミュニケーション能力があるのか、制限時間内でどれだけ自分を出し、医師という仕事に対する想いを伝えることができるのか、そのようなことを面接官は見ています。
ただ勉強だけができる医師を大学は求めていないのです。
まとめ
医学部受験に必要な科目の一覧や国公立大学・私立大学の違い
国公立大学のセンター試験・二次試験
国公立大学・医学部受験の受験科目は?
私立大学の入試方式
小論文と面接の重要さ