不況の波にも影響を受けず今や安定の職業ナンバー1とも言われる医師、医師になるための 医学部 受験では壮絶な戦いが繰り広げられています。
なぜこのように難関なのか、また、合格発表で発表される「正規合格」「 補欠 合格」というシステムについてもご紹介させていただきます。
医学部受験の現状、および「補欠合格」の本当の意味合い(前編)
医学部受験のしくみ
医学部には国公立大学の医学部と私立大学の医学部があります。そして大学によって偏差値や倍率、学費などが違います。
国公立の医学部は一般的に偏差値が高く、受験科目も私立に比べると多くなります。
私立の場合は大学によって受験科目の違いがあるものの国公立よりは少ないというメリットがあります。しかし学費の面では、一律の国公立に比べるとかなり高額になります。
自分の学力や大学の偏差値、その他いろいろな事を考慮して受験する大学を絞ります。
なぜ今、医学部が人気なのか?
現代において少子化が進んでいる反面、大学への進学率はどんどん上昇しています。そして何と言っても、医学部への志願者数が激増しています。
今や大手企業でも倒産するという不安定な時代、資格が取れ一生安定しているとさえ言える医師という職業に爆発的な人気が集まっているのです。
難関国公立大学を目指すというよりも、とにかくどの大学でもいいから医学部を目指すという風潮が起こってきています。
そのため受験倍率も厳しく、私立では二桁が当たり前、70倍を超える医学部もあるのが現状です。
以前はそれほど難易度の高くなかった医学部こそ倍率が跳ね上がっている状態で、今や誰でも入れる医学部は存在しないのです。
「合格」の種類
これだけの競争率を抜いて合格するのは受験者のうちのほんの一握りです。このほんの一握りの合格者を「正規合格者」といいます。
そしてこの他に「補欠合格者」「繰り上げ合格者」という存在があります。
正規合格
正真正銘の合格を意味します。この合格とは、その大学の医学部への入学が認められたということになります。
正規合格者の人数は、定員と同じか、それよりも多くとる場合などさまざまです。
補欠合格・繰り上げ合格
この補欠合格、これをもらったといっても医学部に入学できるわけではありません。
正規合格者の中から辞退した人がいる場合、補欠合格者の中から順に入学することができます。正規合格者の発表がある時に補欠合格者もわかる場合が多いです。
そして補欠合格者の中から入学できるようになった人のことを繰り上げ合格者といいます。
まとめ
医学部受験の現状、および「補欠合格」の本当の意味合い(前編)
医学部受験のしくみ
なぜ今、医学部が人気なのか?
「合格」の種類
「補欠合格」がただ単に補欠で終わらない理由