兵庫医科大学 は1972年に兵庫県西宮市に誕生しました。医師国家試験合格率トップレベル校として名を連ねる学校です。近年においては国家試験合格率95%以上を達成しており卒業生は日本全国で医療の中核を担い、海外でも広く活躍しています。
西宮市にある私立大学 兵庫医科大学
兵庫医科大学の精神
ここ兵庫医科大学は医師の養成機関であり、人間科学の研究機関です。
「社会の福祉への奉仕」「人間への深い愛」「人間への幅の広い科学的理解」という精神に基づき、倫理と科学の両面において病苦に悩む人を覆い包む医の実践者を養成しています。
兵庫医科大学で学ぶ3つの教育内容
一般教養
教養教育というもので、高校で習った理科の分野においては、これまでに習ったことのない科目を学習します。チュートリアル教育という少人数教育を導入しています。
自然科学においては医学統計学、医学物理、生体の科学、哺乳動物のからだ、など実用的で多彩な科目を履修します。
また、入学時の漠然とした医師という仕事への憧れや、志望などを具体的なものへと導いてくれます。学生たちの精神面でのサポートもアドバイザーがいて支えてくれます。
専門教育
3つの特徴があります。統合的カリキュラムという、1つの臓器について幅広く一貫して教育をうけます。
一度におこなわれる講義を4、5科目に絞っておこない、テストにおいては1科目づつ順におこなわれます。多科目を並行におこなうわけではないので、1つずつ勉強ができるというカリキュラムです。
グループごとにチューターがつき自学自習を身につけるものでチュートリアル教育といわれます。
臨床実習
5年次になると併設の兵庫医科大学病院において、少人数で各科をローテーションでまわります。臨床実習を重視し診療参加型実習を導入しています。
これは実際に診察や医療をおこないます。問診、診察、採血、点滴、カルテの記載など実際の患者さんと相対するときのプロセスを習い、医師としての態度と技能を身につけます。
6年次では併設病院ではなく関連病院に出向き実施体験をします。卒業試験、国家試験対策などにおいては、対策講義、グループ学習などがおこなわれます。また学習面、精神面でのサポートも充実しています。
忙しいけど楽しい学生生活
新入生オリエンテーション、体育大会、学生トリアージ訓練、実験動物慰霊祭など医学部ならではの行事もあったりと充実しています。
クラブやサークル活動もいろいろとあります。アーチェリー、合気道、アメリカンフットボール、スキー、ゴルフ、サッカー、ラグビー、軽音楽、ダンス、そのほか多種多様にあります。ほとんどの学生がどこかのクラブに所属しています。
医学部のみの学校なので学年同士の仲はとてもいいです。先輩や後輩との距離も近く上下関係もありません。
偏差値が65.3ある学校なので勉強量は多く、テストも多いのであまり遊んだりはできません。
広がっていく国際交流
グローバル化にともない国際交流も広がっています。ドイツのザールランド大学、クロアチアのリエカ大学医学部、中国の天津医科大学と姉妹校提携、学術交流提携があり人的交流、情報交換をおこなっています。
国際交流の必要性
世界が変化しIT技術においては驚くほどの今日この頃です。日本においても、この波が私たちの生活の中に浸透してきています。
具体的にいうと、病院においてはカルテが電子化されてきているので、対応として素早い文字入力が必要となります。コンピューターを使いこなす技術が医師にも求められてきている時代なのです。
この病院においても世界中から発信される科学情報を得る必要があります。そのためには世界の中で対応できる国際感覚と英語の能力が必要です。
兵庫医科大学の国際交流センターでは後押しをするために、海外留学の機会や医学英語の学習支援をおこない、英語に対しての興味をもたせるなどの活動をおこなっています。
併設の兵庫医科大学病院
兵庫医科大学併設の兵庫医科大学病院は西宮市にある県内最大規模の大学病院です。阪神・淡路大震災やJR福知山脱線事故の際には災害医療拠点として大きな役割を果たしました。
医師の腕もよくスタッフの人たちも親切です。患者さんからの信頼もあり評判のよい病院です。
まとめ
西宮市にある私立大学 兵庫医科大学
兵庫医科の精神
兵庫医科大学で学ぶ3つの教育内容
忙しいけど楽しい学生生活
広がっていく国際交流
国際交流の必要性併設の兵庫医科大学病院