文系学部では最高峰といわれ、卒業後の進路は一般企業や公務員など幅広く選択することも可能な法学部。
その中でも特に法科大学院に進学して、弁護士、検事、裁判官などの法曹界を目指している人のために、司法試験に強い大学 法学部 5校を ランキング 形式でご紹介します。
司法試験を目指す人のための大学法学部ランキングベスト5
1位 慶応義塾大学法学部
慶應義塾大学法学部は偏差値70の私立では最難関大学であり、そのカリキュラムも法律家を育成することだけを目的としているのではなく、社会現象を法律的にとらえられる能力を育てることを主としています。
そのために、まず憲法、民法、刑法を通じて法律の基礎固めをし、その後にそれぞれの興味や関心に応じた専門性を追求、深めていくことができます。
2位 早稲田大学法学部
早稲田大学法学部は偏差値68の難関校の一つであり、法律というものは社会現象、社会関係の一つであるという観点から、1、2年生に対して法律学への導入講義、導入ゼミを充実させています。
その中で、法律とは人間の歴史の中でどのように形成されてきたのか、その概念はどのような思想的、哲学的、経済的な影響を受けてきたのかなどを学び、現代社会では法は今後どのように変貌を遂げていくのかなど、その歴史から未来を見据えた教育に力をそそいでいます。
3位 東京大学法学部
東京大学法学部は偏差値74の最難関大学です。3年次以降に法学部に進むためには、まず文科1類を受験して入学し、その後も2年次に成績による進学選択が行われるため、それを通過した学生が3年次より法学部生となります。
法学部では法律の知識だけでなく、世の中で起きる出来事を条文や制度に基づき論理的かつ、妥当な解決を導き出す能力を養います。
また、既存の法律では対処できない新たな問題については新しい法制度を創る際の問題点や、交錯する複数の利益のバランスを考慮した論理的で公平な案を示す能力の育成にも力を入れています。
法曹界だけでなく中央官庁や民間企業にも多くの優秀な人材を輩出しています。
4位 中央大学法学部
中央大学法学部は偏差値60で、130年ほどの前に英吉利法律学校として創立された歴史ある学部であり、それ以来法曹界だけでなく政界、経済界にも優れた人材を送り出してきました。
法学部内に設置されている法律学科には、2年次より3つのコースが設定され法曹界を志望する人には、基本法律科目について深く学べる「法曹コース」でより深く、そして自分の将来のキャリアに即した学修を行うことができます。
またその他にも公務員志望者には「公共法務コース」、民間企業への就職を志望する人には「企業コース」が用意されています。
5位 京都大学法学部
京都大学法学部は偏差値71の最難関大学の一つです。自由の学風の下、豊かな教養を持ち、法学の基本的知識の修得並びに思考力、判断力、構想力、表現力等の育成を図り、グローバルで多様な価値観や文化を尊重し、人々が共に生きる社会の実現に貢献できる能力をもった人材の育成を目指しています。
法科大学院への進学
法学部を卒業後、司法試験を目指して多様な問題に対応できる質の高い法律家を養成するための法科大学院(ロースクール)に進学することもできます。
法科大学院には2つのコース、法学未修者コース(3年コース)と法学既修者コース(2年コース)があり、法科大学院が実施する法律基本科目試験に合格すると、主に法学部出身者が進むのですが2年間の既修者コースに進むことができます。
大学法学部と合わせてこの法科大学院への進学が、司法試験を目指す人の一つの道となっています。
まとめ
司法試験を目指す人のための大学法学部ランキングベスト5
1位 慶応義塾大学法学部
2位 早稲田大学法学部
3位 東京大学法学部
4位 中央大学法学部
5位 京都大学法学部
法科大学院への進学