北摂三田高校は、兵庫県は三田市にある全日制の県立高校です。在校生や地域の方からは「北三(ほくさん)」の相性で親しまれています。
本来の学区を遥かに超える通学域から通ってくる生徒も多い 北摂三田高校 の魅力や 偏差値 とはどのようなものなのでしょう。特色や概要についてもご紹介します。
体験・探究で人間科学を学ぶ、北摂三田高校の魅力や偏差値
北摂三田高校とは
北摂三田高校があるのは兵庫県三田市狭間が丘、駅で言うと神戸電鉄公園都市線の「フラワータウン駅」が最寄駅で徒歩およそ15分の場所に学校はあります。
学区は「第2学区」となるため、三田市内から通学する生徒が大半ではありますが、中には篠山市、丹波市、神戸市、西宮市、宝塚市のような遠距離通学をする生徒もいます。
校訓は「勉学」「自律」「敬愛」の3つの柱を軸とし、建学の精神には「志」の言葉を掲げています。この「志」の文字には「学びを究め、己を修め、ともに手を取り、明日をつくらん」という言葉がベースになっています。
志を高くもち、実現に向けてのチャレンジを怠らない心を育てたいと考えています。
また「生き抜く力」の育成において生涯学習に重きを置き、心の成長、国際社会にものおじせず活躍できるたくましさを持った人材の育成を目指しています。
北摂三田高校の特色
公立の高校としては珍しく、前期・後期の2学期制を導入しています。
また一般的な高校の授業時間と比較すると長めの65分授業をおこなっています。授業時間が長くなることで、ゆとりを持って授業を行えます。そうなることで効率的な指導が行えるのです。
学校の歴史としてはまだ浅く、昭和61年に開校された若い高校です。しかし歴史は浅いものの、平成27年度に文部科学省からSGH(Super Global Highschool)アソシエイトに指定されるなど、確かな実力を持っています。
生徒数は約900名。これからの発展がますます期待できる県立高校として注目を集めています。
北摂三田高校の偏差値と進路実績
北摂三田高校には、平成24年より「人間科学」のコースを設立しました。ですので、普通科と人間科学の2コースが存在します。偏差値は「人間科学」がおよそ66、「普通科」がおよそ64となっています。
兵庫県の県立高校はレベルの高い所が多いため、偏差値が66でも20位圏内に入るか入らないかと言うレベルです。周囲の高校のレベルが高すぎるため66でもその程度となってしまうのは致し方ないでしょう。
兵庫県内の私立高校で同等の偏差値となるのは「須磨学園高等学校」のII類などがあげられます。進路実績としては毎年100名を超える国公立大学への合格者を輩出しています。
平成28年の実績をみると、国公立では神戸大学が最も多く、次いで大阪大学となり、私立大学では同志社や立命館への現役合格者の数が目立ちます。
兵庫県内の甲南大学や、武庫川女子も人気があり進路を進める生徒も多くなっています。
人間科学類型とは
1年生で必修科目を中心とした学習をしっかりとおこない基礎を固めます。そして2~3年生になると選択科目で個々の目標やニーズにあった授業を選択することは可能となります。
そのような中、注目すべきは「人間科学」コースの存在です。このコースでは、社会を担うリーダーの育成、学問や社会の発展に貢献できる高い実力と専門性をもった人材の育成を目指しています。
大学や研究機関、裁判所のような公的機関・企業と連携した教育を展開しながら、体験活動や探究活動を盛んに行います。その中で課題解決をするための科学的、論理的な思考力を養っていきます。
このコースは文系でも理系でもどちらでも将来の進路に対応できるカリキュラムを組んでいるため、選択肢の幅が広くなっています。
1年の時から大学訪問として、京都大学理学部の実習体験に参加するなどすることで、早い段階から視野を広げることが可能な指導を行っています。公立の高校とは思えないほどの体験学習の数は、将来世界で活躍する人財になる上では必要不可欠のものとなります。
3年間で培った人間科学の学習は深い教養として根を張り、行動力や問題解決能力を高めます。これこそがグローバルリーダーになるための素質と言えるでしょう。
まとめ
体験・探究で人間科学を学ぶ、北摂三田高校の魅力や偏差値
北摂三田高校とは
北摂三田高校の特色
北摂三田高校の偏差値と進路実績
人間科学類型とは