キャリアチェンジに悩む社会人、専業主婦、子供好き、また保育園での仕事に興味のある高校生まで、保育士の資格に興味を持つ人は多いです。そして、資格をもっていれば比較的仕事をえやすい職業でもあります。
今回は、 高卒 で 保育士になるには どうすればいいのかについてご紹介いたします。
天職につきたい!高卒で保育士になるには
高卒から保育士になる道
高卒で保育士資格をとるためには、大きく2通りの道があります。
まず、受験資格を満たしている人は保育士試験に合格することです。その受験資格とは、高卒の場合保育の実務経験を一定期間以上もつことで、具体的にこども園など保育施設で2,880時間かつ2年以上働くことです。
二つ目は、保育士養成課程がある学校(大学、短期大学、専門学校等)に入り修了することで、この場合試験を受けなくても資格が与えられます。
保育士養成機関に通う
最も大道と思われるのが保育士養成機関で2、3年勉強するという方法です。学校に通い修了することによって自動的に保育士の資格を得られるためです。
在学中から同じ仕事を目指す同期生や保育の第一線にいる講師陣から刺激を受けられることと、卒業後の就職あっせんなども期待できるでしょう。
平日の昼間通学する余裕がない人のために、夜間や週末コースがある学校もあります。育児で忙しい主婦やパートや仕事に追われる人でも、ライフスタイルにあわせて学べます。
学費面で経済的に余裕がない人は、事前に希望する学校に問い合わせ、奨学金制度や貸付制度、学校独自の割引制度を検討するといいでしょう。
保育士試験概要
保育士試験の合格率は10~20%ほどで、筆記試験と実技試験にわかれます。筆記試験の合格ボーダーラインは約6割(マークシート方式)ですが、試験科目が保育原理から社会福祉など計8科目で広範囲におよびます。
また、科目別に合否が判定され、無事に全科目合格すると実技試験に進むことができます。
実技試験は、「造形」「言語」「音楽」から2科目を選択します。
「造形」は課題をもとに絵を描く、「言語」は子供に話しかけるようにお話しをする、「音楽」はピアノ、アコーディオン、ギターから選んで弾き語りをする試験になります。
通信教育で学ぶ
保育士試験受験を前提とした通信教育
最終学歴が大学や短期大学卒の人なら(学科問わず)、保育士試験の受験資格を満たしていますので通信教育で試験対策をしてもいいでしょう。
しかし高卒の人で保育関係の実務経験がない人は、保育施設等で働きながら試験対策をしなければなりません。
運よく保育補助などの仕事をみつけられたら、勤務経験を積みながら保育の現場を経験することになり試験勉強にも役立つでしょう。
通信制大学で修了と同時に資格取得
学校に通学できる状況ではなく、かつ受験資格を満たせないでいる人におすすめできる方法があります。それは、通信制大学で保育科にはいることです。
通信制の大学は、子育てや仕事など日常忙しい人でも、時間に縛られずに勉強することができ通学制よりも学費を抑えられます。
そして何よりも最大の利点は課程を終了すれば保育士の資格を取得できることです。
ほとんどの大学が書類選考のみで入学できるところもお勧めできます。
実際、通信教育とはいえ資格が得られる課程ですので課題の提出や実習などで忙しくなります。しかし、時間を作りこつこつと勉強していけば数年(4~5年)で修了できるでしょう。
いかがでしたか?保育士は年齢に関係なく長く続けられる仕事です。ご自分の適性をよく見極めた上で保育士になりたいのなら、どの方法を選んでも焦らずに一歩を踏み出してみましょう。
保育士があなたにとって天職なら必ず実現できるでしょう。
まとめ
天職につきたい!高卒で保育士になるには
高卒から保育士になる道
保育士養成機関に通う
保育士試験概要
通信教育で学ぶ