千葉県柏市に位置する「 東葛飾高校 (ひがしかつしかこうこう)」は男女共学の県立高校です。
「東葛(とうかつ)」の通称で親しまれている同校は、千葉県内でも 偏差値 の高さと評判の良さで有名です。
東葛飾高校の評判とはどのようなものか、偏差値や概要を交えてご紹介します。
個性を活かす自由な校風が魅力「東葛飾高校」の偏差値や概要
自主自律の精神を尊ぶ中高一貫校
全日制課程と定時制課程を設けている東葛飾高校は、中高一貫の併設型校です。
全日制は普通科のみですが、2年になると文理系コースと医歯薬コースにクラス編成をおこない学習を行います。
その歴史は大正13年まで遡ります。前身となる「千葉県立東葛飾中学校」がこの年設立されました。
現在の「千葉県立東葛飾高等学校」と改称されたのは、学制改革がおこなわれた昭和23年のことです。この年に男女共学化もおこなわれ、同時に定時制課程も設置されました。
平成27年には創立90周年を迎え、まだまだ発展し続けている学校となっています。
東葛飾高校の偏差値
東葛飾高校の偏差値は71と大変高く千葉県内に204ある公立高校の中ではなんとベスト3に位置付けています。
私立・公立を合わせた336校の中でも8位とベスト10入りしています。
高い偏差値に加え、平成19年度から千葉県の教育委員会より「進学指導重点校」を受けたことにより、独自のカリキュラムや、さまざまな取り組みが行われれいる点が評価され、入学希望者も多く例年倍率は一般でも2倍程度、多い時で2.6倍にまで跳ね上がっています。
千葉県内でも別祖30に入る倍率の高さと言われています。
東葛飾高校の目指すもの
90年を超える歴史と伝統から培った経験を活かし、東葛飾高校では21世紀の社会を担う「心身強健(しんしんきょうけん)」で積極的な人材の育成を目指しています。
そのためには地域から信頼される学校づくりが大切だと考え推進しています。
そこでもっとも重きを置いているのは校是にもある「自主自律」の精神です。
「自主自律」の精神の下、授業だけでなく、学校生活におけるさまざまな場面で学びの場を創造すること、そして学力を充実させながら、豊かな人間性や健康な体を維持することに努めています。
また「進学指導重点校」であることを強みにした、生徒ひとりひとりの希望進路を実現することを最重点課題としてた教育活動にも取り組んでいます。
東葛飾高校の自主自律
東葛飾高校の自主自律の取り組みにはさまざまなものはありますが、もっともわかりやすいのは校則と服装です。東葛飾高校には制服がありません。
生徒の個性を尊重することに重きを置きこのような規則になっていますが、それで大きなトラブルが起こることはないそうです。
一般的に公立高校の場合、標準服のようなものがあり式典やイベントなどでは着用の義務がある学校が多い中、卒業式ですら服装の指定はありません。
携帯電話の使用やアルバイトなどにも規制がないため、生徒たちはオンもオフも自分らしい生活を送ることができます。
そのような中でもトラブルがないことは、自分たちが与えられた自由をきちんと理解し、自ら自分を律することができる生徒が多いということです。
このような自由な校風は学校内外問わず高く評価されており、評判の良さは県内でもトップクラスとも言われています。
活発な部活動
部活動は強制ではないにもかかわらず、その加入率はなんと100%を超えています。これは兼部する生徒が多いことからであると言われています。
多い生徒になると4部掛け持ちなどもみられますが、あまり珍しいことではないそうです。
運動部系が18個、文化系が23個と部活動の数もかなりの多さです。
一般的にみると運動系か文化系かにかたよりがちですが運動部に6割、文化部に5割となりますので、バランスが取れているとも考えられます。
それぞれの部がいきいきと活動していることで、生徒たちの絆や結束力を高める結果に繋がっています。
まとめ
個性を活かす自由な校風が魅力「東葛飾高校」の偏差値や概要
自主自律の精神を尊ぶ中高一貫校
東葛飾高校の偏差値
東葛飾高校の目指すもの
東葛飾高校の自主自律
活発な部活動