岩手県花巻市にある「花巻北高校」は「花北(はなきた)」の愛称で親しまれている公立高校です。高い学力を誇る「花巻北高校」は岩手県内では進学校の代表としてあげられるほどです。
毎年多くの生徒を国公立大学へ排出する 花巻北高校 の魅力や 偏差値 についてご紹介します。
バンカラ魂が受け継がれる進学校、花巻北高校の偏差値や魅力
花巻北高校とは
昭和6年、花巻北高校は「花巻町外17町村学校組合立花巻中学校」として誕生しました。
現在創立86年を迎える花巻高校は、現在は「花北(はなきた)」の愛称がポピュラーですが、古くは「花高(はなこう)」とも呼ばれていて、応援歌や応援形態にも「花高」の言葉は使われています。
応援歌などからわかるように、とかく「バンカラ」な風潮を強く持っています。花北名物ともいわれる「応援練習」は大変厳しいことでも有名です。
学区は「岩手中部学区」に在住の方が対象となります。卒業生には日本初のフリーアナウンサーとなった「高橋圭三」さんや、シチズン時計の社長である「梅原誠」さんなどがあげられます。
花巻北高校の偏差値や進路
岩手県内屈指の進学校として名高い花巻北高校は「普通科」のみとなり、偏差値はおよそ57となります。
この数字は岩手県内にある私立・公立合わせて173校のうちベスト10に食い込む上位校となります。県内にある公立校だけでみるとベスト5にも入るため、県内でも代表とされる進学校と評判です。
平成28年度の進路実績とみると、進路先は地元からアクセスのよい「岩手大」や「東北大」などの国公立大学へ大半の生徒が合格し進路を進めています。
私立大学への合格実績・進路実績もメインは地元からアクセスしやすい大学が多く「東北学院大」や「盛岡大」などの名前があげられます。
関東圏の私立大学にも進路を進める生徒もおり、「青山学院大」や「千葉工大」名前があげられます。
公式サイトに掲載されている校長先生のご挨拶のなかに、平成29年度には県内唯一の京大合格者を輩出したことが紹介されており、この先が期待できる学校と言えそうです。
花巻北高校の特色
昨今のグローバル化していく日本の成長の伴い、花巻北高校でも将来のリーダーになれる人材の育成に力を入れています。
知性・感性・品格を高めることは当然のことながら、さらに心の教育にも尽力を注ぎ、他人の気持ちを理解するスキルを身に着ける指導もおこなっています。
進学校特有の「文武両道」の言葉に、それにチャレンジする精神にも重きを置いています。
「黒橋魂」と「桜雲臺精神」に則った民主的で、平和的な国家・社会の形成者となるべく、社会貢献を積極的におこなえる人材を求め、育成しています。
県内外から注目を集めている「総合的な学習時間」では、生徒それぞれの個性と希望を尊重し「自由研究活動」をおこなっています。
被災地の人たちとの交流活動や、ボランティア活動などを通じ、地域復興への働きかけを行うことで、生徒たちが主体となる学びを促進し、支援する体制をとる活動を重点的におこなっています。
「黒橋魂」と「桜雲臺精神」とは
特色の中に登場した「黒橋魂」と「桜雲臺精神」と言う言葉は、あまり聞き馴染みがない方も多いことでしょう。
花巻北高校には「校是」や「校訓」のようなものは存在しません。
その代りに9つの言葉が存在します。
- 不撓不屈
- 至誠動天
- 崇高偉大心
- 意気軒昂
- 文武両道
- 奮闘精進
- 敢然奮起
- 独往邁進
- 青春錬磨
これらとまとめて「黒橋魂」と「桜雲臺精神」と呼んでいます。
また「桜雲臺精神」には、「雲とみまがうばかりの桜の花に倣って、大きな志や高い理想を持ち、それを郷土に貢献しましょう」というような意味を持っています。
この意味から汲み取ることができる言葉も、先ほどご紹介した9つの言葉にあらわされています。
確かな実力と実績を誇る部活動
文武両道を謳うだけあり、部活動も多くの実績と結果を出しています。
昨年度には運動部の活躍がめざましく「弓道部」「アーチェリー部」「剣道部」がそれぞれインターハイへの切符を手に入れました。
特に注目されているのは「剣道部」で、所属している新人部員が、新人大会にて7年ぶりの団体優勝果たしました。結果全国選抜大会へと進出することとなったそうです。
文化系のクラブでは吹奏楽部が広島でおこなわれた「全国高総文祭」へ出場したり、「岩手県吹奏楽コンクール 」で12 年連続金賞を受賞するなどの実績を残しています。
放送部や文芸部なども全国規模の大会へ出場を果たし、それぞれ輝かしい結果を残しています。
まとめ
バンカラ魂が受け継がれる進学校、花巻北高校の偏差値や魅力
花巻北高校とは
花巻北高校の偏差値や進路
花巻北高校の特色
「黒橋魂」と「桜雲臺精神」とは
確かな実力と実績を誇る部活動