島根県浜田市にある「 浜田高校 」は「浜高(はまこう)」の愛称で親しまれている、島根県屈指の進学校です。
高い理想と、誠実な努力をモットーに長きにわたる歴史を刻んできた「浜田高校」とはどのような高校なのか、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
文武両道の島根の進学校、県立「浜田高校」の偏差値や概要
浜田高校とは
明治26年に設立された「浜田高校」は、明治13年に設立された「浜田中学」が前身となります。しかし明治19年にいったん廃止されたことを受け、再設置された明治26年を設立年と定めています。
島根県立の高校で男女共学の普通高である「浜田高校」には「全日制」と「定時制」、そして「通信制」の3つが設けられています。
校章のモチーフとなっているのは「亀」の絵と高校の「高」の文字を組み合わせたものがあしらわれています。なぜ亀が校章のモチーフになっているのかは、「亀山」の愛称で親しまれている「浜田城」跡の丘陵にちなんでいます。
校訓に掲げるのは「質実剛健」と「不撓不屈」その精神を活かした学校づくりが行われています。
浜田高校の設置課程と学科
先にお話ししたように、浜田高校では全日制以外に「定時制」と「通信制」が設けられています。「全日制」には「普通科」と「理数科」の2つの学科が用意されています。
定時制は一般的な形式となる「単位制」を取り入れており、学科は「普通科」のみとなります。浜田高校の定時制普通科は二部制となっており、「昼間部」と「夜間部」が併設されています。
「通信制」も「定時制」と同じく「単位制」となり普通科のみとなっています。過去には浜田高校のある島根県浜田市に分校も設置されていましたが、こちらは平成25年に閉校しました。
学区は全日制の「普通科」のみ大半が浜田市内在住の生徒となります。ですが、10%程度は市外からの入学者も受け入れています。
同じ全日制課程の「理数科」は「定時制」と「通信制」と同じく、島根県全域を学区として定めています。
浜田高校の偏差値
冒頭でもお話ししているように、浜田高校は島根県内の高校ではかなりの名門進学校として有名です。偏差値として数字をみてみると「58」となっています。これは島根県内にある102の高校の中ではベスト10入りする、堂々の7位となります。
ちなみに島根県内の公立高校70校のなかでも7位となりますのでその実力が期待されています。学科別の偏差値をみると、理数科が58で普通科は50となっています。
浜田高校理数科の編冊と肩を並べるのは島根の国立高校となる「松江工業高等専門学校」の名前があがります。
浜田高校の進路
理数科の偏差値の高さは、県内有数のものとなるため、進学実績にも定評があります。2年生になると生徒たちは「理系」と「文系」にわかれ、それぞれが希望する進路に向かった対策を開始します。
浜田高校の生徒の大半は進学を希望しており、多くが地元や地元から通いやすい国立大学へと進路を進めています。
学校で公開している最新の進路実績となる平成28年度をみてみると、現役での国立大学への合格者は49名、公立大学で17名、私立大学には166名もの生徒が合格を決めています。
国立大学への進学実績では、最も多いのは地元の国立「島根大学」へ8名が進学しています。多い年度では2桁を超える生徒が島根大学へと進路を進めています。
次いで多いのは「鳥取大学」や「山口大学」の名前があがります。私立大学では一気に範囲が広がり、最も進学者が多いのは東京の世田谷区にある「駒澤大学」となっています。
「青山学院大学」や「学習院大学」への進学者もいますので、なかなかの進路実績といえるでしょう。
大学だけではなく専門的な分野への進路を目指し看護系の専門学校に進路を進める生徒も一定数います。
文武両道は名門進学校の誇り
高い偏差値を誇る浜田高校は、進学校によくある「文武両道」を実践している高校です。運動系、文化系ともに部活動は盛んにおこなわれており、過去には硬式野球部が数回甲子園の出場を果たしています。
近年で目立った実績を誇るのは水泳部や女子のソフトテニス部などがあげられます。どちらも地道な努力が成果へと導き、インターハイ出場を果たすまでの強豪校として着実に名を馳せています。
まとめ
文武両道の島根の進学校、県立「浜田高校」の偏差値や概要
浜田高校とは
浜田高校の設置課程と学科
浜田高校の偏差値
浜田高校の進路
文武両道は名門進学校の誇り