ハーバード 大学式 野菜スープ は手軽に作れて、食物繊維に次いで第7の栄養素といわれるファイトケミカルが摂れます。ハーバード大学式野菜スープの作り方や話題のファイトケミカルについてご紹介いたします。
ハーバード大学式野菜スープは本当に体にいいのか?(前編)
ハーバード大学の歴史
アメリカ合衆国ができる140年ほど前の1636年イギリスの植民地時代に創立したとされています。社会と教会の指導者、聖職者を育成、養成するため全寮制の学校を設立したのが始まりで、蔵書と土地を寄付した当時牧師であったジョン・ハーバードの名に大学名は由来しています。
アメリカ合衆国の研究型私立大学で、世界大学ランキングでは常にトップグループに君臨しています。
ハーバード大学の魅力
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ市にあり、大統領8人を輩出し、アイビー・リーグの加盟校の一つでもあり、ノーベル賞の受賞者も48人にのぼっています。
バラク・オバマ前大統領、ジョン・F・ケネディ元大統領、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏、楽天のCEO三木谷浩史氏、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏などきりがないくらい有名人があがります。
2年生以上が住む寮12個をハーバード・ハウスと呼び、学部、専攻、人種などバラバラの学生400人が24時間共同で暮らし、24時間閉まらない食堂や図書館、寮対抗試合などでの学生の交流をとおして、学生自身に将来を見つめさせています。
この取り組みが学生の人間力を磨き、世界のリーダーを育てているといっても過言ではありません。
日本にある国内大学のステータスは国立大学が上の場合が多いですが、アメリカでは私立大学と州立大学があり、州立大学は誰でも学ぶことができるとしていて農業、畜産などに重点がおかれ、私立大学がステータスとしては上なのです。
国立大学はウエストポイント陸軍士官学校、ネイバルアカデミー海軍兵学校(アナポリス)などの軍の大学になります。
初期は牧師の養成学校でしたが1708年に学長選挙が実施されて選ばれた聖職者ではないジョン・レバレットが学長となってからは知性確立に舵を切ります。
その後代々の学長は改革に努め、1909~1933年まで学長を務めたアボット・ローレンス・ローウェルによるイギリス型教育の復活を目指して個人指導や全寮制を実施し、現在の大学教育の礎となる、教育理念の確立に影響を与えたといわれています。
1766年に建ったハーバードホール、1720年マサチューセットホール、ホールデンチャルなどが古い建物として残っています。
1726年建築のワッズワースハウスは初代大統領のジョージ・ワシントンが司令部を置いたことで有名ですが、眺めるだけでもその時代に引き込まれていきそうです。
ステンドグラス、アネンバーグホール(食堂)、サンダース劇場も一見の価値があります。3つある美術館フォッグ美術館、ブッシュ・ライジンガー美術館、アーサー・M・サックラー美術館には、モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ピカソなどの作品やロダンの彫刻、仏像などが展示されています。
これらの見学は無料で、ガイドは学生が面白おかしく話をしてくれるといいます。
なぜハーバード大学式なのか疑問
ハーバード大学の免疫栄養学で研究を続けられているから、ハーバード大学式野菜スープといわれています。研究スタッフには日本人の高橋弘医師(現、麻布医院院長)も参加され、ハーバード大学式野菜スープを紹介する本も出版されています。
野菜に含まれる成分ファイトケミカルには、活性酸素を除去できる作用があります。初めは入院患者の食事として考案されたスープですが、その成分ファイトケミカルをいつでも手軽に摂ることができるように考えだされたのがハーバード大学式野菜スープなのです。
ファイトケミカルは植物自体を守るための産物
植物は大地に根を張り大きくなりますので、外敵が襲ってきても逃げることもできず逃げるところもありません。そこで植物は内側から外敵に抵抗するために独特な色、臭い、苦みなどの抗酸化物質を作り出して外敵に抵抗します。
植物が作り出す天然成分ですから人間にとっても安心安全です。特に野菜や果物の皮のあたりに多く含まれているとされています。
注目されているファイトケミカルの主なものをご紹介します。
ポリフェノール(フラボノイド系)にはアントシアニン類、イソフラボン類、フラボン類フラバノール(カテキン)類、フラボノール類、フラバノン類があります。
アントシアニン類の代表的な食品はブルーベリー、ぶどうがあり、イソフラボン類では大豆があります。
フラボン類にはセロリ、パセリ、ピーマンなどがあって、フラバノール(カテキン)類には緑茶、果実類、カカオなどが代表的な食品といえます。
フラボノール類にはブロッコリー、玉ネギがあり、フラバノン類は柑橘類の皮に含まれています。
カロテノイドはα―カロテン、β―カロテン、リコペン、ルテイン、ゼアキサンチンなどがあります。α―カロテンの代表的な食品は人参、カボチャで、β―カロテンではそれにトマトが加わります。
リコペンの含まれる食品はトマト、スイカです。ルテインはほうれん草、ブロッコリーが代表的な食品で、ゼアキサンチンはカボチャ、トウモロコシ、桃などに多く含まれています。
含硫化合物はイソチオシアネート系とシステインスルホキシド系があります。イソチオシアネート系には大根、わさびが代表的な食品で、システインスルホキシド系には玉ネギ、キャベツがあります。
まとめ
ハーバード大学式野菜スープは本当に体にいいのか?(前編)
ハーバード大学の歴史
ハーバード大学の魅力
なぜハーバード大学式なのか疑問
ファイトケミカルは植物自体を守るための産物