ハーバード 大学式 スープ とは元ハーバード大学の准教授だった高橋弘さんが考案したスープです。長年、免疫と食事の関係に関しての研究をされてきた高橋先生の考案したスープは、医者知らずともいわれるくらい最強のスープなのです。
高橋 弘 医師の考案したハーバード 大学式 スープ
ハーバード大学式スープとはどんなスープなのか
私たちが普段口にする野菜にはファイトケミカルという植物性化学物質が含まれています。このファイトケミカルの主な作用に活性酸素を除去するというものがあります。
活性酸素は適量であれば細胞を保護してくれますが、増えすぎると身体を酸化させ、老化や病気を引きおこす原因につながります。この活性酸素を過剰に増えさせないようにするためにファイトケミカルが役立つのです。
ファイトケミカルを日常的に効率よく取りいれる方法として考えだされたものが、このハーバード大学式スープです。
作り方が簡単なうえ調味料を全く使わないのに野菜の旨味、甘さを感じることができます。ファイトケミカルを多く含むこのスープはハーバード長生きスープともいわれています。
ファイトケミカルとはいったい何か
ファイトケミカルは植物がつくる天然の成分のことで、植物にしかつくることができません。身近なところでは野菜や果物にファイトケミカルはたくさん含まれています。私たちは野菜や果物を食べることでファイトケミカルを摂取しているのです。
私たちが普段口にするものにファイトケミカルは含まれています。トマトやスイカに含まれるリコピン、赤ワインやブドウに含まれるポリフェノール、大豆食品に含まれるイソフラボン、お茶に含まれているカテキン、ブルーベリーに含まれるポリフェノールの一種であるアントシアニンなどがあります。
スープを飲むことで得られる効能
免疫を高める
スープを飲むことにより白血球が増えて免疫力がアップします。病原菌やがん細胞に対抗する力を発揮します。
抗酸化作用
活性酸素を取り除き身体の酸化を抑えるという効果があります。
抗がん作用
抗がん物質を抑制します。また解毒作用を強めてくれるのでがん予防になります。
そのほかデトックス作用、若返り、ダイエット効果、アレルギーを抑える、血糖値を下げる、コレステロールや中性脂肪を下げる、血圧を下げる、血管の老化を防ぐ、目を健康にする、などの効果があります。また生活習慣病の予防にも最適です。
基本の作り方
野菜は人参、キャベツ、玉ねぎ、かばちゃの4種類を使います。新鮮で、できれば無農薬の野菜を選んでください。。分量はすべて同じです。野菜をよく洗いひと口大にに切ります。
皮の部分にはファイトケミカルが多く含まれているので取りません。玉ねぎの皮はそのまま入れると飲むときに大変そうなので、市販のだしパックなどに入れるとよいでしょう。
野菜を鍋にいれ、ひたひたに浸かるくらいの水をいれます。鍋は蓋がしっかりと閉まるものがよいので、ホーロー鍋やステンレス製のものがよいです。
蓋を閉め強火にかけます。沸騰したら火を弱め20分くらい煮込みます。蓋は沸騰前も沸騰後も必ず閉めておきます。20分から30分煮込むことで野菜のファイトケミカルがスープに溶けだします。効果を上げるために、上澄みの野菜スープだけを飲みます。
調味料は一切いりません。野菜の濃厚な旨みがでているので味付けなしでもおいしく飲めます。またこのスープは冷蔵か冷凍で保存できます。冷凍すると野菜の細胞壁がこわれます。これを解凍すると、こわれた細胞膜からファイトケミカルが溶けだしてきます。
冷凍することによって有効成分が増えるという状態になるので、冷蔵よりも冷凍のほうがいいかもしれません。ちなみに冷蔵なら一日、冷凍なら二週間保存できます。
スープの飲みかた
食事の前や食間に飲むのがおすすめです。空腹時に飲むほうが体内に吸収されやすいとのことです。朝食前に飲むと効率的に摂取できます。
1日に200ml(カップ約一杯)を数回、効果を高めたい症状にあわせて飲みます。免疫力を高めたい人は一日に3,4回飲みます。健康を維持したい人は1,2回、ダイエット目的の人は2,3回が目安です。
余った野菜の活用方法
スープを作ったときにでる野菜は他の料理に使うなどして食べると無駄もありません。栄養がスープのほうに流れてしまっているので、あまり味はしません。
ポタージュスープやミネストローネスープ、その他ハンバーグや餃子などに使用するとおいしく食べることができます。
まとめ
高橋 弘 医師の考案したハーバード 大学式 スープ
ハーバード大学式スープとはどんなスープなのか
ファイトケミカルとはいったい何か
スープを飲むことで得られる効能
基本の作り方
スープの飲みかた
余った野菜の活用方法