1982年(昭和57年)に設立された 穎明館 は、男女共学の中高一貫校です。芸能人や有名人を多く輩出している「堀越高等学校」のグループ校としても有名です。
創立30年を超えたばかりの若き学校「穎明館」とはどのような学校なのか、 偏差値 や概要を含めてご紹介します。
完全中高一貫高校で高みを目指す「穎明館」の偏差値や教育
穎明館とは
正式名称は「穎明館(えいめいかん)中学高等学校」、通称はそのままで「穎明館」と呼ばれています。
東京都八王子市の西南部に位置する「穎明館」は、陵南地域の中心で多くの団地や大学、などがひしめく場所に学校があります。
同じエリアには教育特区として認定されている「高尾山学園」などもあり、多くの学校が占めています。
1982年(昭和57年)の開校当初より校長は創立者である「堀越克明」氏が堀越高校と兼任していましたが、2011年(平成24年)に死去したため現在の校長に引き継がれたのです。
校長が交代しても堀越高校との関係は変わることなく続いています。
穎明館の近代的な施設が「学校生活」をバックアップしている
「穎明館」のキャンパスは大変広く、生徒たちはのびのびと学校生活を送ることができています。
雄大な山を拓いて作られた校舎とグラウンドは、緑豊かな環境の中にあり、春夏秋冬四季折々の美しい変化を生徒たちにみせてくれています。
自然豊かなおだかやかな環境ではゆったりとした時間が流れています。
生徒たちが大きな夢を育むことができる広大で恵まれた教育環境は「穎明館」の一番の魅力といっても過言ではないでしょう。
穎明館の教育方針
中高一貫校として運営されている「穎明館」では高校からの生徒の募集をおこなっておらず、6年間を見据えた長期教育プランに基づいた効果的な指導を行っています。
1学年は180人程度で少人数制の体勢を取り入れています。
4年生(一般的な高校1年生)になると定期試験などの成績を基にした習熟度別授業「グレード授業」もおこなわれています。
4年生では「英語」「数学」を、5年生では「英語」「数学」「国語」がグレード授業の対象となります。
グレード授業を取り入れることで、向上心を養い上を目指そうとする強い心や目標をもった勉強をおこなうことを目的としています。
個々の生徒への親身なサポートも充実しており、小テストなどで基準に手が届かなかった生徒などには、積極的に補習や再テストを実施し、理解できるまで繰り返し指導していきます。
放課後の補習に冬期のセンター試験直前指導、希望者に向けた「大学受験対策講座」などをおこなうことで、生徒それぞれのニーズに応じた、きめ細やかな指導をおこなっています。
週6日おこなわれている授業では「先取り授業」をメインとした指導をおこなっています。
中学では1年生は英語7時間、数学と国語はそれぞれお6時間、社会と理科に4~5時間程度を充てることで、きめ細かな指導を実現しています。
限られた日程の中で工夫し、年間の授業日数をできるだけ多く確保して中学校の教科内容を中学2年までに終了させています。
中学3年になると高校課程に入ります。高校2年生となる「5年生」までに全ての基本課程を修了させることで、高3となる「6年生」では希望の大学進学に向けて、実践的な演習を繰り返しおこないます。
そうすることで確かな実力を身に着け、大学受験に挑むことが可能となるのです。
穎明館の偏差値と進路
「穎明館」の偏差値は中学校が68とかなりの高い数値を示しています。全国の中学校273校のうち74位となりますので上位校といって間違いありません。
高校は普通科のみで偏差値は64程度ではないかといわれています。
「穎明館」は高校からの入学者を受け付けていませんので、この偏差値の数字はあくまでも予想の数字となっています。
進路実績についてはキャリア教育に励んでいる成果が数字としてあらわれていると学校側は話しています。
2018年(平成30年)の合格実績では国公立大学へは26名、私立大学へは362名が現役合格を果たしています。
国公立の医学部には3名、私立の医学部には12名が合格しています。最も合格者が多いのは「早稲田大学」で、「日本大学」「明治大学」「中央大学」が続きます。
国立では地元、八王子にある「首都大学東京」が最も多くなっています。
まとめ
完全中高一貫高校で高みを目指す「穎明館」の偏差値や教育
穎明館とは
穎明館の近代的な施設が「学校生活」をバックアップしている
穎明館の教育方針
穎明館の偏差値と進路