英語 教育に力を入れたい保護者の方に注目されているのは「プリスクール」です。 幼稚園 とや保育園と同じく、就学前の子どもが通う場所ですがどのような違いがあるのでしょう。
幼稚園や保育園とプリスクールの違いや、かかる費用、進路についてご紹介します。
英語教育のプリスクール。幼稚園・保育園との違いについて
幼稚園や保育園と、プリスクールの違い
プリスクールが何かをお話しする前に、日本の制度上での幼稚園とプリスクールの違いについてお話しします。
幼稚園は文部省が管轄する境域施設というカテゴリーになります。満3歳以上から就学前の子どもが対象となります。幼稚園によっては2歳児から受け入れしている所もあるようですが、基本は満3歳児と定められています。
通常は一日4時間程度の保育時間となっていて、こちらも幼稚園によっては預かり保育などで、これ以外の時間帯の保育をおこなっている所もあります。
かたやプルスクールは、文部省(保育園の場合は厚生労働省)のような管轄はありません。英語保育をおこなう保育施設の総称と捉えておけば間違いありません。このプリスクールという言葉自体は、日本独自の呼び方となっています。
保育時間だけをみると、プリスクールは幼稚園と大差ないように感じられます。かかる費用についても保育園と比べると大変高額になりますので、どちらかといえば幼稚園よりといえるでしょう。
しかし、国からの管轄がないプリスクールは、制度の上では幼稚園にも保育園にも当たりません。ですので「プリスクール」=「幼稚園」ではありません。
プリスクールとは
制度上では認可外保育園という扱いになることが多いプリスクールですが、保育の内容に関しては一般的な幼稚園や保育園と同じと考えて問題はありません。大きな違いはやはり「英語教育」への徹底ぶりです。
基本的にプリスクールはインターと同じく、一日中英語を使って過ごすことになります。日常から英語を取り入れて保育することで、自然と英語を身に着ける指導方法をおこなっています。
英語を学ぶことができるスクールとの違いは、語学としての英語を学ぶだけではなく、英語で生活し、英語圏の文化を学ぶことができる点です。
どちらも英語の早期教育の点では類似していますが、やはり「イマージョン教育」と呼ばれる教育方法のほうが、自然に英語に慣れ親しむことができるのです。「イマージョン」とは浸されている状態を指しています。つまり英語漬けの環境で過ごす教育です。
語学として英語を学ぶよりも、より自然に英語を身に着け、次第に英語で考えたり、英語での自己表現を行えるよう指導をしていくのです。
プリスクールにかかる費用
一般的な幼稚園でかかる保育料の相場は2~3万程度といわれています。ここにバス代や冷暖房費などの経費が発生します。月に3万程度は必要になると考えてください。もちろん、有名私立幼稚園などになると、月額7万近い費用が発生します。
プリスクールも同様に、かかる費用はスクールによってそれぞれ異なります。入学金や施設利用料に10万近くかかる場合もありますので、かなり高額になります。有名私立幼稚園と変わらない金額か、それ以上になるスクールもあるようです。
週1~週5と通う日数を選択できるところも多く、週1でも1万5千円程度から、高い場合は3万近くかかるところもあるようです。週5も通えば6万から10万を超えることもあります。
さらにこれに加えて、給食費や、長期休暇に行われるサマースクールなどカリキュラムによって、追加で負担する費用は増えていきます。
プリスクール卒業後の進路
一般的な保育園や幼稚園の場合は、大抵が公立または私立の小学校に進学します。プリスクールを卒業した後は、どのような進路があるかをみてみましょう。
そのままネイティブな英語環境を望まれるご家庭の場合は「インターナショナルスクール」へ進学する方が多いようです。
しかし、インターでは日本の教育や受験について手薄な部分もありますので、私立の小学校へ進学し、アフタースクールで英語を続ける方も多くいらっしゃいます。
プリスクールと連携したアフタースクールやサマースクールを利用することで、できるだけ「イマージョン教育」を維持することも可能です。
この場合、公立小学校に進み、アフタースクールに力を入れるご家庭も出てきます。教育特区の「イマージョン教育」をおこなう小学校や中学校も人気ですが、全国でもまだ一部しかないところがネックとなっているようです。
進学先に関しては、保育園や幼稚園からの進路と割合が違うだけで選択肢はあまり変わらないようです。
まとめ
英語教育のプリスクール。幼稚園・保育園との違いについて
幼稚園や保育園と、プリスクールの違い
プリスクールとは
プリスクールにかかる費用
プリスクール卒業後の進路