神奈川県海老名市に位置する 海老名高校 は、男女共学・全日制の公立高校です。地元では「海老校」の愛称で親しまれています。
環境や省エネに対し積極的な学びをおこなうことでも有名な海老名高校とはどのような学校なのか、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
環境対策の活動に尽力する海老名高校の偏差値や概要
海老名高校とは
小田急線・JR相模原線の「厚木駅」から徒歩12分、小田急線・相鉄本線・JR相模原線の「海老名駅」から徒歩17分と駅からのアクセスが比較的よい海老名高校(正式名称「神奈川県立海老名高等学校」)は1979年4月に開校しました。
2018年に創立40周年目を迎えた若き高校です。学校の所在地の影響か生徒は「相模原市」在住が多く、次いで多いのは「厚木市」在住の生徒となります。
海老名高校の教育
海老名高校には5つの教育目標が掲げられています。
学力の向上
- 日々の授業・学習を大切にし、学習に対し積極的に向き合い教養を養う。
体力の充実
- 自分から進んで体力の向上に努め、スポーツにも親しむための態度を養う。
個性の伸長
- 生徒それぞれの個性を伸ばし、持っている能力を最大限発揮できるよう努める。
自律性の涵養(かんよう)
- 社会におけるルールを守り、社会に対する責任を重んじること。正しい判断力と行動力を兼ね備えた人間になるための力を培う。
郷土愛の育成
- 郷土愛を育てるために郷土の歴史や風土への理解を通じ、自然と文化を愛する精神をもった豊かな人材を育成する
※涵養(かんよう)とは、自然にしみこんでいくように養成することを指しており、無理が起こらないように徐々に養っていくことを意味しています。
これらの5つの教育目標のもと、生徒一人ひとりの高い「志」の実現をめざし、バランスのとれた人材の育成と、生涯学び続ける力を持てるよう指導、教育しています。
海老名高校の偏差値
大学・短大への進学を併せると、およそ8割近い進学率を常に保っている海老名高校は、地元では進学校としても名が通っています。
学区制度が廃止された2005年までは、同じ学区内にある「厚木高校」に次ぐ進学校として名前があがるほどでした。
現在の海老名高校の偏差値は61となっています。先ほど名前のあがった「厚木高校」は69となっています。
神奈川県には私立の名門と名高い「慶應義塾高等学校」「慶應義塾湘南藤沢高等部」(偏差値75)や、公立では「横浜翠嵐高等学校(偏差値74)」を始めとする偏差値70超えの高校が多いことから、偏差値61という高い数値を誇っていても少しランク的には下がってしまいます。
海老名高校の偏差値の順位は、県内の私立・公立の中では41位、公立のみでは26位となっています。
特色ある海老名高校の取り組み
海老名高校には委員会の中に、「環境委員会」があります。一般的な「環境委員会」と少し異なる部分は、メインとなる活動に「省エネ共和国の運営」があることです。
海老名高校の「環境委員会」の委員長は「省エネ共和国」の長として、学校内や各家庭、地域などへ、省エネを呼びかけていく役割を任されています。
環境に対する取り組みを積極的に行っている海老名高校には、生徒用の駐輪場の屋根の上にソーラーパネルを設置したり、校門の前に風力発電や太陽光発電を設置したりして、省エネ対策に力を入れています。
その努力が功を奏し、2007年には神奈川県の教育委員会より「環境・エネルギー教育重点推進校」として指定を受けています。
環境に対する取り組みは留まることなく継続されており、2009年には生徒たちが回収したアルミ缶をリサイクルするための「雨水タンク」の設置も実現しています。
小さな努力が大きな環境保全へと繋がることを信じ、海老名高校では「環境委員会」の活動が受け継がれていっています。
まとめ
環境対策の活動に尽力する海老名高校の偏差値や概要
海老名高校とは
海老名高校の教育
海老名高校の偏差値
特色ある海老名高校の取り組み