英語は世界共通語です。そして現代のグローバル化により、英語力が必要不可欠となっています。そのため 英語 の入試方法が変わろうとしています。
今の 大学生 における英語力の実態や、今後、大学入試で必要となってくる外部検定試験についてご紹介します。
現代において求められる大学生の英語力の必要性
日本の大学生の英語事情
日本の大学生は英語に対して苦手意識が強いといわれています。東大や京大さえ英語の苦手な人が多いといわれています。大学生にアンケートを実施したところ、ビジネス会話ができる人は4%、日常会話程度ならできる人は40%でした。
そして英語を話せるようになりたい人は90%という回答がありました。苦手意識を感じている人が多い反面、将来への英語の必要性を感じている人が多いという実態でした。
実は大学生に必要な英語
苦手意識の高い日本の大学生ですが、実は大学生というのは英語を必要とする場面が多くあるのです。ほとんどの大学では1.2年次の必修科目に英語があります。
英語の資料やスライドなどで進む授業、外国人の先生の授業、英語の論文を読んだり英語でレポートを作成したりと英語を実際に使う機会が多いです。
また就職活動においても英語の必要性が高まっています。現代はグローバル社会のため、英語の能力があり世界で活躍できる人を社会は求めています。現に80%以上の会社が業務により英語を使用し、30%近くの企業が採用試験で英語のテストを行っています。
そして大学では、さまざまな留学制度を設けているところが多いです。大学での留学制度では、希望を出していても英語のテストがあり基準を満たさない人は不合格となってしまいます。
このように大学では英語の必要性を感じる場面が多いのです。高校生のうちから英語のスキルを上げておけば、大学に入った時に、いろいろなチャンスがあるかもしれません。
今後の大学入試において必要となる外部検定試験
大学入試において英語の入試方式を変更する大学が増えてきています。GTEC CBTや英検、TOEFL TESTやTOEIC、L&R TESTなどは外部検定試験といい、これらの試験を利用する大学が増えてきています。
実際、GTTEC CBTを入試に利用している大学が現在でも130校を超えているという状況です。入試改革が進むなか今後も外部検定試験を取り入れる大学は増えてくるでしょう。
なぜ英語の試験が変わってきたのか
社会・大学・入試においてのグローバル化が背景にあります。今は国内外どこにいても英語力が必要不可欠な時代です。このようなグローバル社会に適応する人材を育成するために、日本の大学では今までよりも英語力に力を入れています。
英語はコミュニケーション能力を求められます。そのためには、聞く・話す・読む・書くという4技能が必要となります。国は4技能の力をバランスよく、と考えていますが4技能のうち話す、書くというのは難しいものです。
話す、書くということは、自分の考えを上手く構成し必要な英語で表現しないといけません。しかし英語の4技能を身につけることで、自身の可能性を広げ、人生が豊かなものになるかもしれません。
大学では入学志望者の外国語におけるコミュニケーション能力を適切に評価するという観点から、外部検定試験を取り入れるという流れになっています。現時点で英語の外部試験を取り入れる方式は、大学によっても違いますし学部や学科によっても違う場合もあります。
試験ではスコアという得点方式となります。あるスコア点数以上がなければ志願できなかったり、点数が加算される方式であったり、外部試験のスコアのみが対象となったりという違いがあります。
この流れに沿って、高校生の間に外部試験を受けてある程度のスコアを持っていれば、受験の際に志望大学の幅を広げることができ選択肢が広がります。
大学に入って行われる英語のテスト
大学では新入生を対象に英語のテストが行われる大学が多いです。このテストは英語の授業のクラスわけに活用したり、留学を考える際の参考にしたり、大学によっては学校の成績に入る場合もあるようです。
英語のクラスわけとは、学生たちの英語のレベルに差があるため同じレベルごとにわけるということです。この方が効率よく授業を進めることができます。
そして授業レベルが高すぎてついていけないということもないです。このテストは4月上旬に行われることが多いです。ほとんどがTOEICやTOEFLの団体用のテストです。
まとめ
現代において求められる大学生の英語力の必要性
日本の大学生の英語事情
実は大学生に必要な英語
今後の大学入試において必要となる外部検定試験
なぜ英語の試験が変わってきたのか
大学に入って行われる英語のテスト