日本の大学生の多くがアルバイトをしており、その割合は6割以上とも言われています。どちらかというとアルバイトをしているのが普通で、そうでない人は珍しいと感じる人もいるくらいです。
大学生 が バイトしない のはマズいことなのでしょうか。バイトをして得られるもの、失うものから考えてみましょう。
大学生でバイトしないのはマズい?決してそうではない!
バイトをして得られるもの
当然ですがバイトをすれば給料、お金を手に入れることができます。これがバイトをする理由だと考える大学生がほとんどのはずです。
大学生は中高生と違い時間的な余裕があることから費用のかかる旅行やイベント活動をする人も多いでしょう。そうなるとバイトで得る収入は欠かせないものになります。
お金をもらって働く、という体験ができるのもバイトをして得られる経験です。中学生や高校生がお金を得る手段はせいぜいお小遣いといったところでしょう。
実際に自分の働きを評価され、その対価としてお金がもらえるという体験は今までにはない感覚になるかと思います。
多くの大学生がバイトをしていることから、バイトについての話は就職活動時の面接でも話題になりがちです。面接官は履歴書と短い面接時間で学生が自分たちの仲間になりえるかどうかを判断しなければいけません。
ですが学生は今まで正社員として就業経験のない人たちです。その点バイトの経験があれば最低限バイトとして仕事ができるだけの能力があるとアピールすることができます。
もちろん、だからといって正社員として働けるとは限りませんが、まったく仕事の経験がない人に比べれば有利になることは間違いないでしょう。
人脈を広げられるというのもバイトで得られる経験の一つです。バイトをするとバイト先の社員や同じくバイトをしている他校の学生とも知り合うことができます。
若いうちにいろいろな人の考えに触れることはあなたの価値観を広げます。中にはそこで知り合った人と長年の友人になったり、仕事で付き合いのある関係になったりといったこともあるかもしれません。
バイトをして失うもの
先ほどはバイトで得られるものをいくつか紹介しましたが、逆に失ってしまうものもあります。それは時間です。
バイトの種類によっては1か月あたりの労働時間が100時間を超えることもあります。そのようなバイトを1年間続ければ年間で1,000時間以上もの時間が失われてしまうわけです。その時間を勉強する時間にしていれば相当な知識を身につけることができます。
大学生の本業は学びです。卒業後は仕事をしなければいけませんし、人生の中で大学生ほど勉強に集中できる時期はなかなかありません。少しくらいバイトをするのはもちろん構いませんが、バイトに時間を取られすぎて学業がおろそかになっては本末転倒です。
大学へ通うため高い授業料を払っていることを考えれば、お金を稼ぐためにバイトをするのは損だとすら言えるでしょう。
最近はブラックバイトと言われるような大学生に過剰な労働を強いるバイトもあるようですが、そのような仕事で得られるものなんてほとんどありません。あなたの将来のためにもなんとしてでも辞めてください。
就職活動とバイトの関係
先ほども述べたようにバイトの経験があるかないかで考えればそれはもちろん経験がある方が就職には有利になります。ですが判断基準はそれだけではありません。
しっかりと大学で学ぶべきことを学んだか、問題なく面接官とコミュニケーションがとれるかといった点も含め総合的に評価されるのです。
特に専門職であればバイトの経験なんかよりも学んだことを重視されるでしょうし、あまりに長くバイトを続けていれば学業がおろそかになっていたのではと疑われることすらあるでしょう。
就職も視野に入れてバイトをするのであればあくまで業界を知るというスタンスで、いろいろな会社を見学するつもりでバイトをするべきです。バイトをせずに学業に専念するのもいいでしょう。周りに流されてとりあえずバイトをするよりもずっと立派です。
まとめ
大学生でバイトしないのはマズい?決してそうではない!
バイトをして得られるもの
バイトをして失うもの
就職活動とバイトの関係