佐賀県佐賀市にある「致遠館高校」は、普通科と理数科の2つのコースを備えた男女共学の県立高校です。中学からの一貫教育も取り入れており、県内でも屈指の進学校と評判にが高い高校です。
致遠館高校 の 偏差値 や進路、どのような学校なのかについてご紹介いたします。
挑戦し進化をやめない「致遠館高校」の偏差値や概要について
致遠館高校の歴史と教育
致遠館高校は佐賀県内の高校の中では歴史の浅い大変若い学校です。設立は昭和63年で、当時は「普通科(英語コース)」が6学級、「理数科」が2学級という編成でスタートしました。
現在は「普通科」「理数科」という言い方になっていますが、昔と変わらず「普通科」では英語教育に大変力を入れています。
致遠館高校は、佐賀県の教育委員会のモデル校としても有名で、その結果、平成15年には定員120名となる「致遠館中学校」を併設することとなり、ここから併設型の中高一貫教育を行うようになりました。
その後も、めきめきと頭角をあらわし、平成18年には「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されます。まだ同年には文部省による「学力向上フロンティア・ハイスクール」にも指定されます。
くしくもこの年に、制定しているコースが「普通科(人文コース)」が3クラス、「理数科」が3クラスと変更されることとなりました。
ちなみに「スーパーサイエンスハイスクール」としてはこの年から平成22年まで継続したのち、そのまま翌年の平成23年から平成27年まで再度指定されるほどの実力を保持しています。
前を向く、前に進む教育方針
致遠館高校の校訓は「3C」と呼ばれるものとなっています。「cultivate(自己啓発)」「create(創造)」「challenge(チャレンジ)」の3つの言葉も頭文字をとって「3C」です。とてもポジティブで現代を生きる若者にとって必要なことばかりです。
さらにはこの3つに「cosmopolitanism(国際性)」「character(個性)」の2つの言葉を加え「5C」としても呼ばれることがあります。5つとも、急速に国際化していく世の中で重要不可欠な項目ばかりです。
学力だけでは得ることのできない人間力を育み、世界で活躍できる人材育成を目指しています。人間力を上げるためには必須となる体験型の学習で、生徒それぞれの個性を育て、創造的思考力や、知的柔軟性を身に着けた人材の育成を目指しています。
校訓があらわしているように、積極的な取り組みとして「ICT」の利活用器用行くにも力を入れています。中高ともに電子黒板やタブレット型パソコンを導入し、授業の改善を常に進めているのです。
致遠館高校の偏差値と進路
佐賀県内の私立・公立の高校の中でも致遠館高校は上位に食い込む偏差値の高さを誇ります。その偏差値は「理数科」がおよそ63となり、普通科でも60と健闘をみせています。進路としては平成29度の合格者では東大への現役合格者が1名出ています。
その他の多くは地元の国立大学となる「佐賀大」や「熊本大」などを中心に進路を進めています。私立大学としてはやはり地元の大学が強く、「福岡大」に100名以上が合格を果たしています。
少数ではありますが、「明治大」「青山学院」「立教大」「法政」などの難関と呼ばれる「MARCH」にも合格者を輩出しています。
他とは一味違う開校記念日のイベント
開校記念日と聞くとどのような行事を思い浮かべられるでしょう。おそらく一般的な装置る記念日を思い浮かべ、その日は学校が休みになったり、お祝い的な行事が開催されるとイメージすることでしょう。
しかし致遠館高校の開校記念日は一味違います。開校記念日は総理いつ記念日とは異なり、この日には「遠行」というイベントが開催されます。「遠行」は、致遠館高校が開校した当時から続けられている伝統的な行事です。
当初は耐寒訓練の1つとして始まったのですが、いつしか心身を鍛え、学友との親睦をはかるためにと目的は発展していきました。そのため、コースは学校から佐賀市内にある「金立公園」までを往復する、約18km程度のコースを歩くものとなっています。
まとめ
挑戦し進化をやめない「致遠館高校」の偏差値や概要について
致遠館高校の歴史と教育
前を向く、前に進む教育方針
致遠館高校の偏差値と進路