文系の学生といえど、数学をまったく使わないという方は少ないでしょう。どんな勉強をすればいいのか、どんな 問題集 を使えばよいのかと悩んでいる学生も多いはずです。
そこで今回は 文系 の学生向けに 数学 をどう勉強すればよいのかを解説します。
文系はどう数学を勉強する?問題集はどんなものがいい?
勉強方法に惑わされてはいけない
これから真剣に勉強を始めようとする学生を惑わすのが勉強法についてです。これと決めた勉強法が決まっていなければ、ネットや友達に聞いたさまざまな勉強法に惑わされてしまいます。
選べる選択肢があまりにも多いと、人はどれを選んでいいのかわからなくなってしまうものなのです。これでは勉強するよりも効率的な方法はなにかという方法論にとらわれ、結局知識は身につかないということになりかねません。
慣れない数学の勉強に取り組むため、まず一番初めにやらなければならないのは勉強方法を確立することです。数学の勉強法についてはぜひとも以下に紹介する勉強法を実践してみてください。
数学はどうやって勉強するべき?
多くの学生は、数学は暗記教科ではなく自分の頭で考える力を要求されるものだと考えています。もちろん自ら考える能力が求められることを否定はしません。
ですが、数学を苦手だと考えているのであればそれ以前の段階、基礎を固めるための暗記が必要になります。暗記とはいっても重要なのは答えを覚えることではなく、解き方を覚えるということです。
数学の問題は数字を少し変えるだけで無限に作り出せるものではありますが、基本的な解法は共通していることがほとんどです。
まずは基礎中の基礎、書店で並んでいる問題集の中でも簡単なものに挑戦し、問題をみた瞬間に解法が思いつくようにしましょう。
基礎が身についたら発展した問題にも挑戦してみましょう。そのために大学入試の過去問集は良い問題集となります。
発展問題とはいえ、しょせんは基礎の問題を組み合わせたものです。基本がしっかりと身についてさえいればあとはひたすら問題を解いていくだけです。
数学の勉強スケジュール
数学が苦手であれば少し多めの時間を割きたいと考えているかもしれません。しかし受験があと1年に迫っているのであれば数学だけに力を注ぐわけにもいかないでしょう。
そこで重要なのがスケジュール管理です。今回は受験まで残り1年に迫っているという想定で具体的なスケジュールを示します。
基本的な解法を暗記するのは4月から8月を目安にしてください。数学において基礎はとても重要です。ここで手を抜いてしまうと後々発展問題に挑戦する時に手も足もでなくなります。
この段階ではとにかく解法の暗記に集中することが大事です。わからない問題に出会ったら深く悩まず、5分考えても解き方が思いつかないようなら答えをみてしまいましょう。
次は覚えた解法を自在に使いこなせるようにする段階です。期間の目安としては11月までくらいと考えてください。
問題集もこれまで使っていたものとは別の物に変えて挑戦しましょう。この段階では解法を使いこなすのが目的なので、1段階目よりは少し頭を使って取り組んでみてください。
実際に自分で解法を導き出すことで記憶にしっかりと定着させることができます。
最終段階はどんな問題が出ても解けるようにすることです。基本さえできていれば発展問題も解けるようになっているはずです。
志望する大学の過去問に挑戦し、本番に備えましょう。
文系の数学試験は計算問題が多い
文系の数学は理系の数学よりも問われる知識が少ないです。その代わりなのかはわかりませんが、文系の数学は計算が複雑になることが多いです。
特に私立大学の入試ではこの傾向が多く、分子が3ケタになることも日常茶飯事なので、自分の回答が不自然に感じられても不安にならないでください。
計算問題に強くなるため、計算問題が多めに用意されている問題集に取り組むのも対策となります。
まとめ
文系はどう数学を勉強する?問題集はどんなものがいい?
勉強方法に惑わされてはいけない
数学はどうやって勉強するべき?
数学の勉強スケジュール
文系の数学試験は計算問題が多い