大学受験を経験する上で、文理選択をして志望学部を決めるということが第一歩となります。自分の興味のあることや就職に有利な方、などなど決める要素は多種多様に存在します。
その中で、 大学 の 文系 の学部にはどんなものがあるのか、最近の人気はどうなのか、どういったところに就職するのかをみていきます。
大学における文系学部の種類と人気
文系学部のグループ
学部や学科の名前は大学によって千差万別です。6学部しかない大学もあれば、学びたいことにより細かくわかれ30以上の学科がある大学もあります。
そのあまたある学部学科は、大きく法学&政治学部系、経済学&商学部系、文学部系、教育学部系、国際関係&外国語学部系の5つのグループにわけることができます。それぞれについて詳しくみていきましょう。
法学部系
弁護士、裁判官など法曹のイメージが強い法学部。司法制度が改革され弁護士が余っていることが数多く報道されるなどマイナスなイメージも影響し、日本の最高学府である東京大学でさえ志願者の倍率が下がるなど志望者減少の傾向がみられます。
そうはいっても各大学の看板となる法学部。見かけ上は他学部に比べ就職率が低いものの公務員や司法書士などの資格取得や司法試験の準備などで就職活動をしない人が多いため数字が伴っていないというのが実情です。
つまり、本学部の就職率は世の中のイメージより良いといってもいいでしょう。
経済学部&商学部系
経済学部は就職に強い「潰しの利きやすい」学部とされています。もちろん、就職先としては銀行など金融系が目立つものの、比較的どの業界にも幅広く就職できる学部と言えるでしょう。
ただし裏を返せば、自分でどの業界に進むのか、という方向性を決めていかなければならないため、主体性が求められる学部とも言えるかもしれません。「潰しの利く」状態になるには、大学の講義以外にもファイナンシャルプランナーなど資格の勉強が必要になります。
文学部系
文学部は就職に不利だ、他学部に比べて「ビジネス感覚」というものが不足している、ということも耳にします。しかし、他学部で習う知識が文学部のそれより特段就職に有利というわけでもありません。就活・就職に対する情報収集など準備をきちんとすれば問題は全くありません。
就職が難しいという理由だけで敬遠するべきではない学部でしょう。歴史や文学に興味があり、突き詰めて研究したいというものがあるならば就職という観点から文学部を諦めるというのは非常にもったいない話です。
教育学部系
教育学部なら教師というイメージがあると思います。もちろん教員免許を取り、教職の道に進む人が多い(平均6割ほど)です。しかし一般企業に就職できないわけではありません。
その場合はなぜ教職に進まず就職することにするのかということを自問自答して理由を自分の言葉で説明できるようにしておいた方が良いでしょう。
国際関係&外国語学部系
「グローバル化」に伴い注目が集まっている国際関係&外国語学部系。やはり商社や海外事業の部署に勤めることが多いようです。入学してから留学などで自分のスキルアップを図ることも多いようです。
また、大学によっても国際社会の素養を身に付けることを主眼に置いたものから留学をメニューに含めたものまで多種多様なメニューを提供しています。そのため、自分の志望大学はどの様な講義を展開しているのか事前に調べておく必要があります。
最後に
理系と違い文系は比較的自由に就職先を決められるという側面があります。しかし、それは大学で学んできたことを仕事で生かせない可能性があるということも意味します。
自分の興味のある学部に入って思う存分キャンパスライフを楽しむとともに、きちんと就職に向けてアンテナを張り自分の満足いく仕事に勤められるよう、頑張っていきましょう!
まとめ
大学における文系学部の種類と人気
文系学部のグループ
法学部系
経済学部&商学部系
文学部系
教育学部系
国際関係&外国語学部系
最後に